ナミダのクッキングNo.663 | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

個人情報云々、随分ナーバスな時代になのに、こんなミス場面に巻き込まれた。

病院に行き、とある検査をした。
結果はシロだったが、念のため、もうひとつ、別の検査をすることになり、「帰りがけ、採血していって下さい」と言われた。
それで診療科の待ち合い室で、血液検査依頼書が出てくるのを待ってたら、制服の病院スタッフが近づいてきた。
そして、「問診票を書いて下さい」と書類を差し出したのだ。

ふうん、今や血の検査にも問診票が必要なのか…といぶかしく思いながら、年齢とか体重とか、何項目か書いたところで、さっきの病院スタッフが、別の用紙を持って再び近づいてきた。
そして、
「これはお返ししときます」と、書類を差し出した。

え?返される書類など、何もないはずだ。一体これは何の書類か?
…と思いつつ書類を見たら、冒頭に、

「カワセ某さま」と書いてある。

え?私、カワセじゃない。
慌ててスタッフを呼び止めた。

「あのぉ、私、カワセじゃないですけど」

…そう言ったが、スタッフは、

「え?カワセさんですよ。カワセさんですよね?」

と怪訝そうな顔だ。

カワセ、カワセと何度も「カワセ」が行き来したあと、目の前に座っていた女性がおもむろに、

「私、カワセですが」

と、静かに宣われた。

そうだよ、スタッフが私をカワセさんと勘違いしたのだよ。

でも、ちらりと個人情報を見てしまった私は大変バツが悪かった。
書類は、健康診断の結果だった。

病院は、名前や生年月日などで、しつこいくらい厳重に本人確認するでしょう。
なのにこれはどうなのよ。
厳しい言い方だけど、たるんでいるとしか思えなかった。

本物のカワセさんが診察室に呼ばれるまで、ほんとにバツが悪かった(-.-;)