朝刊によると予想最高気温22度。
雨降ってるし。
小寒いか、ムシ暑いかちらと迷ったあげく…
地下鉄から大学に向かいながら、後悔した。
寒いじゃん…
湿度はそこそこ高いけど、いかんせん気温が低い。
教室内もひやっとしている。
上着持ってこればよかったなぁ…
ところが、
文学講座が始まりしばらくしたころ、不思議なことに気づいた。
先生の左脇が派手に濡れているのだ。
ん???
汗???
うそっ(@ ̄□ ̄@;)!!、寒いくらいなのに…
じっと観察した。濡れて見えるのは左脇だけだ。
濡れてるんじゃなくて、もしかして光線のいたずらか???
さらにガン見した。
やっぱり左脇だけだ。
で、やっぱり濡れている。
え~っ、左の脇の下だけ汗かくの(O_O)
もう2年以上、この先生の授業を受けているけど、こんなことに気づいたのは、今日が初めてだった。
実は私も「ひどく片寄った汗かき」で、夏はいつも苦労する。
とにかく、集中的に背中ばかりに汗をかく。前面は、ほとんど汗をかいていないのに、後ろを向いたら背中だけ、ま四角に水浸しになっている。
だから暑い時期、汗が目立つブラウスとかカッターシャツは、恥ずかしくて絶対着れない。
背中だけというのも妙だが、左脇だけというのも珍しい。
それでも朗読したり、小芝居したり、1時間半、立ったまま、何も飲まず、パワフルにしゃべり続ける先生が、おかしいやら、気の毒やら…(-.-;)
そのうち、だんだん気が気でなくなってきた。
今日の教材の1つは、斎藤茂吉の「死にたまふ母」。
授業が終わった後、お友達のS女史に言われた。
「今日の授業はきつかったでしょう。お母さんのこと、思い出しちゃわなかった?」
確かに配られた資料を見た時、これはツラいな…って思ったけど、先生の左脇に圧倒されてしまい、ツラさもどこかにいっちゃった。
…なぁんて、S女史には言えなかったけどね。
まあ、私の母なら、向こうの世界であきれて笑って許してくれるだろう。
私の娘、ヘンなところにこだわる変わり者…って…
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今ごろになって、斎藤茂吉の歌にひしひしと淋しさが募ってきました。
寄り添へる吾を目守(まも)りて言ひたまふ何か云ひ給ふわれは子なれば
…寄り添っている私を見て、何か言って、何か言ってよ、私はあなたの子なんだから…(←鞠子の解釈)
思えば私は母の死に目にあえなかった。生前は、看取る自信がなかったから、ある意味希望通りの結末になったんだけど。最後に何の言葉も聞けなかったことがこんなに大きな後悔になろうとは。
今さら言っても、もうどうにもならないけど…
そんなこんな紆余曲折を経ながらも、「ナミダのクッキング」、今日でNo.500という節目を迎えました。
何と言っても、日常のひとこまを書くことが楽しいから。
読んでもらえたら、プラスアルファ楽しいから。
…飽きもせず、ねぇ…
どうぞ明日からも、よろしくお願いいたします(’-’*)♪