ドラマ「うちの弁護士は手がかかる」最終話(ネタバレあり)(自分語り多い) | テキトーに何か言ってるブログ

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甘っちょろい戯言です^^

ドラマ「うちの弁護士は手がかかる」最終話を見ました。

 

青海医科大学病院を不当に辞めさせられたいずみさん(志田未来)はどうやら本当のようだ。

看護師長が箝口令を敷き、誰にもしゃべらせない。

看護師長自身も口が堅い。

青海医科大学病院の顧問弁護士の天野さくら(江口のりこ)は威力業務妨害で訴えるよと脅してくる。

 

一方、天野杏先生(平手友梨奈)の弁護士資格については、椿原先生(野間口徹)が口止めされていた事が明らかに。

つまり、天野さくらが嘘をついていた。

 

なぜ嘘をついてまで天野杏先生を追い詰めていたか?

青海医科大学病院での医療過誤を表に出さないため。

院長の息子・武藤先生は腕は良いが7年で2度の医療過誤を起こしている。

7年前は天野杏先生の父・天野昌幸弁護士によって隠蔽された。

父が大好きで目指した存在であった天野杏先生の知ることになる。

 

蔵前さん(ムロツヨシ)は言う。

人間は必ずいつも間違いを起こさないとは限らない。

腕の良い医者の武藤先生しかり、憧れの父・天野昌幸弁護士しかり。

だけど、天野杏先生には正しいと思う行動をして欲しいと。

(上文・意訳)

 

天野杏先生は父の不正が暴かれても青海医科大学病院の医療過誤を許さない。

武藤先生は確かに多くの命を救ってきた。しかしそのために犠牲になって良い命は無い。

 

【感想】

間違いを認める勇気というか、そう言うのが必要だなと思った。

本音というのをいかにさらけ出せるか。

それと、いかに優秀な人でも必ず誰かの支えが必要である。

それがたとえ、代わりがいくらでもいても。

これが響いた!

人口減少時代だからね。

代わりはいないよ。多分・・・

人の入れ替わりの激しい企業はもうそろそろ打ち止めになるんじゃないかなあ??

でもって甘えてばかりもいられないけどね。

支え合うってことは、自分もそれなりに力を与えなければいけない。

 

論語に孔子が仁とは何か問われた時、「人を愛すること」だと。

だが仁には様々な特性がついている。一概にそれだけとは言えない。

仁の者になれば、よく助け、よく助けられる。

まだ自分の中で仁の者がふわっとしているから、そこら辺、もっと理解したい。私事ですが・・・

儒教の勉強してるから、だいぶ逸れました。

 

アドラー心理学では、「自分は世界の主人公ではない」と言っている。

つまり他者は自分のために動いていないと理解しなければいけない。

そして「ここにいていいんだ」を得るためには、「自分から共同体にコミットする」ことが求められる。

ゆえに「ここで自分は何を与えられるか?」を考えなければならない。

 

要するに、天野杏先生はひとりでなんでも解決しようとしてたが、始めはうまく行かなかった。

しかし、「弱者を助ける」と言う信念で行動していた。

それは香澄法律事務所の信念と一致していたから、香澄法律事務所の面々とコミットできた。

 

蔵前さんとの関係は、お互いに与え合う関係性。

蔵前さんは助けることを喜びとしていた。

同時に蔵前さんは必要としてくれる人を助けたいと思っていた。

それを満たしてくれるのが笠原梨乃でなく、天野杏先生だった。

天野杏先生はひとりでは誰も助けられない。

だから蔵前さんの助けを必要としていた。

give & giveの関係だった。

 

才能を活かすも殺すも、周囲との関係性次第ということが分かった。

自己満足や優越感で人を卑下すれば、自分の才能を殺しかねないという・・・

才能のない人でも、修養して少しずつ身につけていく、かつ周囲との関係性が良ければそれなりに幸福感が得られるのかなって。

 

蔵前さんは「言い方」が口癖だが、その「言い方」によって良好な関係にも険悪な関係になるので、怒りや不敬な言葉はなるべく使わない方が良いと思った。

蔵前さんの方が立場が下だが、実は新入社員に対してサーバントリーダーになっていたのでは?と思った。

 

掘り返せばいろいろ出てきたけど、この辺で・・・