真田広之さんがアメリカのエミー賞をほぼ独占した。
私はそのことに驚いたのではなく、彼が映画を日本語で配信したことだ。
英語の字幕を付けて。
これまでは、日本の俳優は、主役ではなく、東洋人として、また、英語で出演していたと思う。
それが、発想の転換で、日本でアメリカの映画をやるように、日本語の訳を字幕で
付けて。
プロゴルファーの青木さんがアメリカの殿堂入りし、今の彼がラジオに出て
いたが(80才くらい)、「僕は、アメリカに英語を喋りに行ったのではなく、
ゴルフをしに行きました」と語っていたのが印象的だった。
車いすテニスの小田凱人選手が金メダルを取ったが、テレビの放映はなかったと
いう。驚きだ。
これほど、観たいものはないのに。
が、彼が思い扉を開いたことは間違いない。
価値観というのは、一人の人が扉を開くことによって、それまでのことが不思議に
見えるように、世界は変わっていくものだ。
大谷翔平さんは、特出した選手ではなく、次から、続いていくものだと思う。
彼は、歴史のドアを開いたのだ。
不可能という世間の常識を破った先駆者だ。