現実というものが一番、恐ろしい。

人の心の闇が恐ろしい。

人の破壊への欲求が恐ろしい。

 

明日、朝起きたら。

窓を開けて、外の空気を入れよう。

 

手を洗い、歯を磨く。

そして、お茶を飲む。

 

少し目覚めてきたら。

庭に来る野鳥にえさをやろう。

そうそう、犬の太郎が先だ。

 

そのうち、野良猫の孝子も物音を聞いて、出てくるだろう。

 

明日も、朝、起きることから始まる。

 

朝が来たことに感謝しながら。

当たり前のことだと考えずに。

 

誰にでも、この朝が来ているとは、思わずに。