私は、とりわけ、若い人がお店をやっている場合、

儲かっているかどうかが気になる。

日本人は、お金のことを言うのを嫌うが、私は、お金は大切だと思っている。

お金があれば、助かる命もあるからだ。

そして、お金があると、見る風景が違ってくる。

 

あるお店で。

「儲かっている?」と聞くと、「平谷さんほどではないです」と返された。

 

お金があるおばさんがお金を遣いまくっていると思っているのだろうなあと思うと、いやな気持ちになった。

 

お店に行って、「がんばれ!」と言っても意味はない。

クッキーひとつでも、花一本でも買うことが応援になるのだ。

 

カフェの「fumi」さんは、そこらへんが分かっているので、「平谷さんは、経済大臣です」と言ってくれる。

 

人の心というのは、わからないもの。

人の苦労というのは、わからないもの。

 

が、心というものは、長い間には、理解されることもあるだろうと考えている。