近畿財務局職員の赤木俊夫さんは、国によって、二度、殺されたと理解している。

一度目は、公務員は国民にために仕事をするという彼の自負を破壊して、

自殺に追い込んだ。

そして、二度目は、一億以上の賠償金を払って、真相解明に手を付けないことで、口封じをし、事態を終わらせた。

金さえ、払えば、黙るだろうという屈辱で、彼を二度、葬った。

 

やくざ映画で、札束で、相手の頬を叩く場面が出てくるが、この民主主義の国で、そのような場面を観るとは、思わなかった。

 

彼の生きる意味を国は、葬った。