人間の質は、素晴らしい速度で落ちている。
坂道を転げ落ちるようだ。
自分のことしか、考えない。
明日のことを考えない。
未来に対する責任も持たない。
自由は、空気のように手に入ると思っている。
主義主張にかかわらず、関心があるのは、金だ。
命を投げ出しても、金を掴もうとしている。
人は人だ。
それ以上にもそれ以下にもなれない。なってはならない。
もう支え合っているなどと、悠長なことを言ってられないのかもしれない。
人はひとり立つ。
誰がどうあろうと、自分の生きる道を歩くしかない。
自由に。口笛を吹きながら。
楽しんで。
私は私の歩く道がある。
というのは、いいものだ。