映画の紹介です。

あす2日(金)から全国順次公開。

ドキュメンタリー映画「ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」。

 

南米ウルグアイの第40代大統領を務めたことで知られる、ホセ・ムヒカ氏に密着取材を敢行した同作。

 

2012年、ブラジル・リオデジャネイロで開かれた国連会議の席上、現代社会を痛烈に批判し、人類のとっての幸せとは何かを問うたホセ・ムヒカ大統領。

そのスピーチは話題を呼び、田部井一真監督は、当時ディレクターを務めていたテレビ番組の取材で、ウルグアイに向かう。

 

ホセ・ムヒカ氏より

日本の皆さん!世界は地獄のような状況ですが、私はピンピンしていますよ。

世界の終わりでも何でもないし、やれることはたくさんある。

希望を持ちましょう!

 

田部井一真監督より

「人と人が直接会って話す時間こそ、生きているということなんだよ」ー5年ほど前の、ムヒカさんのこの一言が心に残っています。

公開が決まるまでの半年間、何気ない日常がどれほど不確かでいとおしいものか実感する日々でした。今こそ一人でも多くの人に見ていただき、皆さんの”声”を受け取りに行きたいと思っています。

 

最後に。

日本を訪れたことがないというムヒカ大統領が、なぜか日本の歴史や文化に詳しく、尊敬の念を抱いていることに、田部井監督は驚いたそうだ。

 

聖教新聞2020.10.1より抜粋しました