自分が傷んだとき、人の痛みもわかる。 うずくまったとき、こんなにも苦しいのかと知る。 そのことは、無駄にはならない。 そのあとの風景は、まったく、違って見えるから。 きょうが、無事過ぎたことに。 生き生き、生きたことに感謝できる。 そして、やっと、人の痛みにも思いが至る。