7月20日(土)の午後、新潟県妙高市の「北国街道道の歴史館」で「北国街道おもしろ歴史講座」が開催され、大先輩の金令舎十八さんと共に出演させていただきました。
この講座、アイデアマンの清水館長の発案で「北国街道に関係する歴史」を親しみやすい形、落語で伝え、一人でも多くの方に興味を持ってもらおうという趣旨で開催されました。
私の担当は「佐渡金山で採掘された金銀が、北国街道を経由して江戸まで運ばれ、北国街道は金の道と言われていた」いうことからその運搬の概要について語るというものでした。依頼を軽い気持ちで受けたのですが、資料をいただいたり、道の歴史館にお邪魔をし、説明を受けるうちに事の重大性に初めて気がついた次第です。「八べえ親子の金の道入門」という新作落語作りに初めて挑戦。四苦八苦の末、パワーポイントの力を借りながら、何とかギリギリで仕上がりました。
当日の会場は満席。中には歴史に詳しい方もいらっしゃるとお聞きし、さらにプレッシャーがかかりました。
(内容)
呑気亭八べえ 「八べえ親子の金の道入門」
高座に上がってからはもう、開き直りの境地。普段の落語とは趣きが異なりましたが、笑える箇所もいくつか用意しました。何よりもお客様が熱心に聴いてくださったおかげで何とか、無難に終えることが出来たと思います。最後に「直江津小唄」を歌って締めと相成りました。
金令舎十八さん 「街道地名根問」、手品
関山宿を中心とした地名の由来や歴史を根問という形でまとめ、わかりやすく語られました。さすが十八さん、数多くの話題が速射砲のごとく、出てきました。面目躍如というところでしょうか。勉強させていただきました。手品も相変わらず見事です。
何よりも心強かったのはせきしょ寄席でご一緒している、こちらも大先輩、信濃家中蔵さんが駆けつけてくれて応援してくださったことです。開演前の緊張感をほぐしてくださいました。ありがとうございます。
今回、私にとって初モノづくしの会となりましたが、清水館長、スタッフの皆様、両先輩のおかげで楽しみつつ、勉強させていただきました。この講座、まだ、続くということで楽しみが増えたような気がします。ありがとうございました。
9月にはいつもの「せきしょ寄席」が開催されます。二部構成となっておりますので、どうぞお運びください。