過去を振り返って書いています。

今回は、2020年10月末からの大腸がん再発のことです。

 

前回の記事はこちら

 

「再発ですね・・・」と主治医からの言葉。

2020年10月の後半、外科の主治医の診察で再発が判明。

直腸に近いところで、播種があった付近での腹膜播種再発でした

 

最初は痔かと思っていた、お尻の奥の方の痛み、腫瘍マーカーの増加傾向、など、

懸念事項はあったので、やはりそうだったのか、と悪い予感が当たってしまった形でした。

息子もどこかで覚悟はあったようで、静かに受け止めてはいましたが、

バイトや教習所など動き始めた矢先でしたし、「再発」という現実は、

初発以上に重いものでした。

 

翌週すぐに大腸内視鏡検査を行い、11月から抗がん剤治療がまた始まることになりました。

 

初発の時と違ったのは、

・若いので妊孕性(にんようせい)のことも視野に入れていく→精子保存

・緩和も並行してやっていく→「痛み」の改善のため、緩和医療科も加わる

・抗がん剤治療のために、CVポートをいれる

 

久しぶりに消化管内科の主治医とも再会。

抗がん剤を決める上での遺伝子検査もありました。

ここで、「KRAS野生型」と判明し、

FOLFIRI&ベクティビクスに決定。

 

特に精子保存は、うちの病院ではやっていないので、

連携した病院にいかなくてはならず。

生殖医療の方の話を息子と一緒に聞きましたが、

どうしますかと言われても、息子も先のことなど想像もつかないことで、

でも、わからないなら未来のためにやっておこう、ということに。

 

まだ19歳なのに・・・!なぜこんなことまで考えないといけないのか。

治療が始まるまでの短い期間に重い選択をしていかなくてはならず、

一つ一つ淡々とこなしていくしかない、という感じでした。

 

きつくて、つらいことの連続でしたが、唯一の希望が、

「わんこ」をお迎えすることに決めたこと!

 

コロナ禍でみんな家にいたので、今なら飼えるのでは!?と思い、

長男も犬が飼いたいと前から言っていたので、

夫と次男にも了承を得て、お迎えしよう!となり。

長男のためにも、何か気持ちが上向くことがしたくてアップ

 

それが、現在3歳のチワワの女の子ラブラブ

今では我が家のアイドル、癒し担当ですラブ

 

再発がわかったとき、

「この病院全体で支えていきますからね」

と外来の看護師さんが伝えてくれました。

そして、エンドレス抗がん剤治療がはじまったのでした。