不登校長男の卒業式のこと
もう学ラン姿を見ることもないのか…
ちょっとしんみりな母…
卒業式の長男は
練習に参加したことがなかったから
少し不安そうでした。
名前を呼ばれて返事をするのも
少し控えめ。
それでも長男はやりきりました。
すごい!さすが!
そういえば入学式のときは
大きな声で返事をしていたなぁ…
私は入学式を思い出していました
子どもたちの式には必ず参加していた夫
でも入学式
私の隣に夫はいませんでした
中学校入学式は夫の一周忌
よりによってどうしてこの日なんだろう
周囲の晴れやかな明るい笑顔
仲睦まじい夫婦…
私はただただうらやましかった。
それても私は平気なふりをして
晴れやかな笑顔を作っていました。
そんな私とは違って入学式の長男は
自信に満ち溢れた大きな声で
返事をしていました。
夫、聞こえた?
長男はこんなに
自信満々な子に育ったよ。
そんな風に思っていました。
だけど…
自信に満ち溢れ
希望を持って入学した中学校は
長男にとって
楽しい記憶よりも
苦しい記憶の方が多いものに
なってしまったかもしれません。
入学式のように自信に満ち溢れた状態で
卒業できたらよかったなぁと
思う気持ちはもちろんあります。
でも、もう中学校は過ぎたこと
長男は
ずっと前を向いている
いつでも前を向いている
長男の高校生活が
順風満帆でも
そうでなくても
自分の決断に
自分の人生に
いつも、いつでも、
自信に満ち溢れていられますように
私はいつも、いつでも
長男の一番の味方で
精一杯応援する母でありたい
夫、
私は1人でも頑張れてるかな
夫が亡くなってもうすぐ4年
夫、私、強くなったよ…