東演「月光の夏」 | チャキチャキおばさんのブログ

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いわき演劇鑑賞会  第319回 


7月例会 劇団東演公演


ピアノ・ソナタ「月光」による

朗読劇 「月光の夏」 こちら


 

7月27日(水) 18:000開演


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原作・脚本:毛利恒之

演出:鈴木完一郎、原田一樹


《キャスト》

能登 剛

奥山 浩

岸並万里子

古田美奈子

ピアノ:根岸弥生

 

会場: いわき アリオス・中劇場



《あらすじ》


佐賀県鳥栖市 - 。 戦後45年のこの年、鳥栖小学校の古いグランドピアノが廃棄されようとしていた。
かつて教師をしていた吉岡公子は、そのピアノに忘れられない思い出を秘めていた 。
そしてピアノを平和の願いの証として保存して欲しいという思いから、
全校集会で生徒達にその思い出を語る・・・。
太平洋戦争末期の昭和20年初夏、音楽学校出身の特攻隊員二人が学校に駆けつけ、
今生の別れにベートーヴェンのピアノ・ソナタ「月光」を弾き、沖縄の空に出撃していった・・・。

(劇団東演ホームページより)



出演者は、能登 剛さん、奥山 浩さん、岸並万里子さん、古田美奈子さんの4人と、

ピアノ演奏の根岸弥生さんの5人だけ。

衣装は全員黒尽くめ。

舞台の真ん中にはグランドピアノ。椅子用の黒い箱が4つ。


という、とってもシンプルな舞台でした。




二人の特攻隊員と女教師の美しい戦争秘話。実話だそう。


テーマが戦争のことなので内容はずう〜んと重い。 あまりにも哀しすぎる。


若き特攻隊員たちの遺書の朗読あり。

そしてそこにベートーヴェンの「月光」ですから…。

もう…涙が止まりませんでした。


思い出すだけで 今なお胸がジンジンしています。



上演時間 1時間30分。


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未来ある当時の若者たちは生きたくとも生きていけなかった哀しい時代。

そのような時代が二度と来るようなことがあってはならないですね。

いつまでも平和な世の中に! と強く願わずにはいられません。



もうすぐ終戦記念日。こういう時代があったことを皆が心にしっかり止めなければなりませんね。


戦争のない いつまでも平和な日本に・・・と改めて強く思った。



5人による完璧なお芝居でした。

能登さんが涙を流しなら演じていたのが忘れられません。