午後からベランダにブルーシート敷いてせっせと仕事を
輝く太陽と、風薫る爽やかな一日。 で、アウトドア仕事に最適。
ベランダで和仕事・・・ほどきものです。
我が家にやって来た着物の中の一品。(こちら )
「お召し」
地色臙脂茶に、青の縞柄。 好きだなぁ この色柄。 もっ たまらん
真っ先に手が伸びました
ところが、案の定 身丈足らず
でも、袖丈を計ってみると59㎝(縫い代やたら長し)。
・・・・・そうだ
袖下取って 帯で隠れる身頃部分に足せばいいのだ!
ってことで、ほどき始めました。
縫い糸を引こうにも 古い着物なので糸が弱っていて思うように引けない
それじぁ~ と、縫い目にハサミの先を入れて一気にチョキ チョキ チョキ・・・・・・・
布が古いっていうのと、だいぶ着込んで汚れているというのとで、
引っ張る度 白煙(?)がーーー
ごほごほごほ・・・・・
そんなワケで、 ベランダに出て着物ほどきに相成りました。
風は爽やか~。 小鳥のさえずりも聞こえる
‘アウトドア和仕事’も、 なかなかいいもんです。
ほどいてると、いろんな発見あり~
余りギレも大事に残しておいて、こういうところに使う。スバラシイ!
縫った方は和裁の慣れた方に違いない!
というのも、運針が手慣れてます。留めもシッカリ付いていた・・・。
ほどいていると、縫い糸も色様々。
茶色の糸 赤い糸 紫の糸 紺色の糸 オレンジ色の糸
持ち合わせていた糸や、ハンパで残っていた糸や、短い糸などいろいろな糸を使って着物を縫う。
お針仕事にも質素倹約は生きていたんですね。
家族の着るものをせっせと縫っていた昔の女性の姿がふうっと浮かんできました。
私も見習わなくては!
それにしても、、、昔の色感覚は、今よりもザンシンで、ある意味ファッショナブル
縞柄の粋で渋い表地に、付けられた明るい江戸紫色 裾回し。
そして、まっ赤な紅絹の裏。
この大胆なセンス、美意識に、もう脱帽! ですょ
昔着物は見ているだけで楽しい~♪
この後も、ほどきもの続々です
(この着物を縫ったお方。まさかブログに載せられているとは。・・・・・ビックリしているかも~!?)