今日もしょうもない一日が終わろうとしている。
毎日ぼさっと生きていてもささやかな感動や喜びにでくわすことがある。
いや、
実はほとんどそんなに恵まれた日はない。つまらない毎日がほとんどだ。だからこの記事もつまらない。しかも今回は長いから読まないほうが身のためだ。つまらん。
(=^・^=)
ジョニ・ミッチェルのことを詳しく知っているわけでもなんでもないので、恐らくこのまま書き進めると混乱すると思うので、まずは先ごろ鑑賞した『コーダ あいのうた』という素晴らしい映画を軸に書こう。とにかく素晴らしかった。この映画の中にジョニ・ミッチェルの歌が出てくるのだ。「青春の光と影」Both Sides, Now.
エミリア・ジョーンズが素晴らしい演技をした。いや彼女に限らず、手話を駆使した多くの俳優が素晴らしい。それは別のブログに書いたのでそちらを読んでいただこう。ここではジョニ・ミッチェルの名曲について知りたいのだ。
雲と愛と人生を両面から見て、いずれも幻影・イリュージョンであることを知らなかった、という曲である。ひとつのことを片側から見てしまうことの愚かさなどが伝わる名曲だ。日本語でも多くのアーチストがカヴァーしている。
『コーダ あいのうた』という映画の中で、家族でひとりだけ健常者の娘が学校のコンサートで歌い始める。するとここで・・・おっと、ネタバレになるのでやめておくが、この映画で最も感動するシーンが押し寄せてくる。そしてこのBoth Sides, Now.が明らかになる。なぜ彼女は音大の試験で手話を始めたのか?家族で一人だけ耳が聞こえる彼女の思いが伝わるのだ。(サンダンス映画祭史上最高額で落札された映画。)
と、
この映画のことだけで、いくらでも書き連ねることができるが、本題はジョニ・ミッチェルだった。
この映画を見た直後、ジョニ・ミッチェルがケネディ・センター名誉賞を受賞されたことを知る。1978年から続く伝統あるアメリカを中心とする芸術賞。
この動画を見始めて、まずひとりごとが口からでたのが「ノラ・ジョーンズが出てきたらなぁ・・・」と言った矢先に彼女が登場してピアノを弾き始める。そして言うまでもなく、ノラ・ジョーンズとジョニ・ミッチェルの縁はハービー・ハンコックだ。『リヴァー』というアルバムはサブタイトルにもあるように、ジョニ・ミッチェルへのオマージュとして2007年にリリースされた。
ここでまた独り言「ああ、もしここにハービー・ハンコックが・・・」と言うか言わないかの瞬間、あのハービー・ハンコックがピアノを弾き始める!もうぼろぼろに涙が・・・(いちいち泣くなよ!)『ティー・リーフの予言』(瑕疵の中に東京ローズとか出てくる。)『コーダ あうのうた』からジョニ・ミッチェル、ノラ・ジョーンズ、ハービー・ハンコックというラインをなぞると、薄っすらと”反戦”のようなメッセージも感じられる。
(余談だがノラ・ジョーンズはあのラヴィ・シャンカールの娘だ。信じられん。)
さて、ここまできたら『いちご白書』に言及しないわけにはいくまい。
この映画でジョニ・ミッチェルは「サークル・ゲーム」を歌っていない。バフィ・セント=メリーのカヴァーが使われているのだが、この映画とこの曲、そしてキム・ダービーには思い入れが深い。ノンポリ学生が好きになった女の子に影響を受けて、どんどん過激化してゆくドラマ。最後にこの戦いは敗れる。コロンビア大学で起きた闘争の実話をもとにしている。
We can’t return, we can only look behind
From where we came
And go round and round and round
In the circle game
Both Sides, Now.から、The Circle Gameに流れる偉大なジョニ・ミッチェルのキャリアには常に戦いがあると思う。そしてこの記事が最後に『いちご白書』へ及んだ理由は、先ごろネットフリックスで大反響を呼んでいる『新聞記者』である。このブログで記事にした”新聞少年”にかこつけるようだが、『いちご白書』の主人公と『新聞記者』に出てくる新聞配達員の少年は同じなのだ。
ということで『コーダ あいのうた』と『新聞記者』がジョニ・ミッチェルを介在してつながった。偏った片側からの視点にとらわれているうちに、時は過ぎ、時代も変わる。変化は常にやってくる。常に世の中に対する視点のウィングを広げることでバランスが維持される。そんなことがこれらの映画やアーチストから学ぶ。
最後に付け加えると、ユーミンの『いちご白書をもう一度』は言うまでもなく、この映画のことである。
(=^・^=)
★
こんなブログもやってます(=^・^=)
KINENOTE
Filmarks
Muragon
seesaa
Livedoor
楽天ブログ
ameba
wordpress
Hatena
にほんブログ村
人気ブログランキング
Twitter
Facebook
ブロトピ:映画以外の記事で!ブログの更新をブロトピしましょう!!
★
dalichokoのmy Pick