では、最近の世界最高賞金レースを並べるとどうなるか。いずれも日本円換算である。

ドバイワールドカップ 9億8600万円 
メルボルンカップ   6億3600万円 
BCクラシック      4億9300万円 
凱旋門賞       5億1500万円 
ジャパンカップ    4億7600万円 

さらに、来年アメリカではドバイを超える高額賞金のレースが予定されている。このレースは出走枠を買う、という新たな仕組みで、例えば一枠1億円などで馬主が枠を買い占めるというレースのようだ。ブリーダーズカップを編み出したいかにもアメリカらしい仕組みで今後の推移を見守りたいのだが、いずれにせよジャパンカップが世界最高賞金として世界中から注目された頃とは明らかに世界地図が塗り変わったと言える。

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その大きなきっかけとなったのがドバイワールドカップである。オイルダラーを背景に世界最高賞金をエサに喧伝し、アメリカを中心にイギリスやオーストラリアから強い馬を呼び寄せている。日本からもライブリマウントが出走している。
このレース。アメリカの英雄シガーが優勝したこのレースの意義は大きい。アラブで開催される馬券も売らないレースに世界から最強馬が集まるという、世界の競馬が体験したことのない大レースの意義は大きい。少なくとも現在まで、上期の最重要レースであることは間違いない。

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また、ドバイの演出が年々エスカレートしていることを見ても、他国の競馬とは一線を引くエンターテイメント化している現状も見過ごせない。