老犬 「ちょこぼ」 頑張る。。 癌との闘病日記。 -19ページ目
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9月17日の費用 細胞診検査

9月17日の費用


診察料        700円

細胞診検査   8,000円 (外注です)

シニア割引    △ 870円

計         7,830円 

消費税        391円

合計        8,221円 


北千束動物病院は高齢犬(小型犬の場合14歳以上)には10%の割引きがあります。

発見  《始まり》 2009.9.17

数日前から娘のあやがちょこぼの口がおかしいと言っていました。

確かに、左のあごの付け根の辺り(外側の黒いビラビラしたところです)が少しただれた様に見ます。

ちょこぼは今まで大きな病気を一度もしたことがありません(子供の頃に人間の薬を口に入れて胃洗浄をされてことがありましたけど・・)。だから今度もその内自然に治るだろうと高をくくっていましたが、数日経っても一向に良くなる気配は見えません。


良くなるどころか、くちびるをめくって見ると異様な物体が・・。青黒いというか黄緑というか、何とも形容しがたいグチャっとしたいかにも悪そうなヤツが・・・。

ネットでも色々調べて見ましたが「これは普通じゃないな」と、ちょこぼ一家がずっとお世話になっている「北千束動物病院」 で早速診ていただくことにしました。これが9月17日のことです。


院長先生の見立てでは、断定は出来ないけど「悪そうな感じだね・・」と。一抹の希望はありましたが「やっぱり」・・。この日は取り敢えず「細胞診検査」のために組織を採って、検査の結果待ちとなりました。

ラボがお休みに入ってしまうので、検査結果はシルバーウィーク明けです。結果が出たら電話をいただけることに・・。不安ですが、覚悟を固めた日でした。


ちなみにちょこぼ一家かかりつけの「北千束動物病院」 は、親身で良心的で清潔、そしてスタッフの皆さんの感じが良い病院です。お近くの方お薦めします。

ちょこぼのこと

治療のことを書く前に、少しだけ「ちょこぼ」のことを書いてみます。


今から大体16年前。ふらっと立ち寄ったペットショップで目と目が合って、「ちょこぼ」はその日から突然家族の一員になりました。運命的な出会いです。


その時9歳だった「しゅん」(人間。我が家の長男。)も、7歳だった「あや」(同、長女)も、今はもう社会人。

ちょこぼは正に我が家の「成長」と共に歳を重ねていきました。


ちょこぼ8歳のとき。またまた突然我が家の一員になった「バナナ」を嫁さんにもらいました。晩生の彼はなかなか手?を出しませんでしたが、ほぼ11歳にしてとうとうお父さんに。チップとレイトが加わって4人(匹)家族になりました。


今ふり返れば、いつもちょこぼがそばに居てくれたおかげで、(人間の)子供達の心にどれだけ優しい気持ちが芽生えただろう、私達夫婦にどれだけ温かい空気が流れただろう、そして家族がどれだけ潤いに満たされたのだろう・・・、とちょこぼへの感謝の気持ちでいっぱいになります。
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病気一つしなかったちょこぼも、歳をとると共に段々動かなくなり、少しずつわがままになっていました。

知らず知らずの内に、ちょこぼをかまってあげる時間も、注いであげる愛情も、少なくなっていたでしょうか・・・。


そんなある日、ちょこぼに大事件が起こりました。悪性黒色腫。メラノーマ。口の中に発見されました。犬の癌の中でも飛び切りたちの悪いタイプと言われているそうです。


ごめんねちょこぼ。君が病気になったのは「もうちょっと僕のことを見てよ」って言っているのかな。

でも良く分かったよ。君がどんなに大事な存在だったか。

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