この仕事をして変わった考え | chokoが出会った不思議な光景

chokoが出会った不思議な光景

まるまるもけもけした動物が大好き♡

この業界に入る前は

マナーはこういうものだとか

しきたりに従うとか。。。

本屋に並ぶマナー本は絶対正しい

そんな風に思っておりました。

 

縁あってこの仕事に就いて

色々学んで、経験していくうちに


「マナー」って何だろうな


そんなことを思いました。


訳の分からない

黒ストッキングの厚さは○○デニールとか

黒マスクで とか

焼香の際は通路の真ん中は歩かないとか

諸々のマナーと言われるもの


そんなものよりも

故人様を思う気持ちがあれば

多少の言葉遣いの間違いや

作法の間違いなんて

実は誰も気づかないことも多く

よほどのことがない限りは

故人様を思って参列する

それだけで十分だと思うようになりました。


ただ、それぞれのしきたりや風習、家風は

もちろん大事にしたい。


副葬品等、火葬場からお願いがある場合はしょうがないのですが

例えば

一緒にお酒を飲んでお見送りをしたい

みんなで般若心境を唱えたい

などなどは家長の方を中心に行ってもらったこともあります。


葬儀の際のマナーなどでも

焼香の回数も

前の人のまねをしてもいいし

自分の宗派の回数でもいいと

住職さんがおっしゃっていました。

「気持ちだよ、気持ち」


形ばかり気にするより

「安らかに」と願う気持ちがあれば

たとえ転んだって、誰も責めないからって。


とりとめもなく書いてしまいましたが・・


喪服とは言えない服装だったり

派手なネイルをしていたり

黒い靴ではなかったり。。

そういう身だしなみで

お見送りという方も結構ありまして・・

そういう方々を

この仕事をするまでは

「ええ??」っていう目で見てしまっていましたが

今は

取り急ぎ駆けつけたのかもしれないし

故人様の遺志だったり

故人様が好きだった服装や髪型でお見送りなのかもしれない

と思うようになりました。

服装、マナーも大事、

知識としてある程度知っていた方がいいとは思いますが

それを振りかざさないよう

お気持ちをくみ取れるようになりたい・・・


そう思って立ち振舞いに気を付けたいと思います。

本日もお疲れ様でした。