私的選択理論的歌留多のあ行・か行・さ行です。

1.あ
・あらゆる行動は全行動で4つの要素「行為・思考・感情・整理反応」によって成り立っている。(*-1)

・愛と所属の欲求を満足させるためには他人が必要である
・愛を定義するなら、希望と恐れを喜んで分かち合う気持ちのこと。
・愛と所属の欲求の強さは、私たちがどれほど受ける用意があるかではなく、どれほど与える用意があるかによって決まる。(*-1)
・あなたの人生で選択理論を実践すれば、問題を責めることをしないで、解決するためのエネルギーを使うことになる。(*-2)

・あなたの上質世界は、あなたが住みたいと思っている世界である。(*-2)

 

2.い
・イメージ写真を満足させることにより欲求を満たすことができる。(*-1)


・言い訳は大切な人間関係の回復のために障害となる。(*-1)
・意志より強し願望力。
・あなたの上質世界は、あなたが住みたいと思っている世界である。(*-2)

 

3.う
・内側からの動機づけで人は行動する。(*-1)

4.え
・援助を貰いたいために落ち込みを選択する。(*-1)

 

5.お
・落ち込みは、自ら選んでいること、そしてそれよりよい選択ができることを学ぶことにより、大きな制御力を得ることができる。(*-2)
・落ち込みの不快感情も人は選択している。(*-1)
・落ち込みのようなみじめな行動を選択することをやめたいときに、できる選択は三つある。①自分の求めているものを変える ②自分のしていることを変える ③両方を変える。(*-1)
・教えるということは、生徒が学びたい、勉強したいと欲するようなやり方で全体的アプローチを構築していくこと。(*-6)
・お互いにコントロールしようとする気持ちを捨て、選択理論を二人の関係に適用すればこのような違いはたいてい交渉することが可能である。正確な交渉のためにはどの欲求がぶつかりあっているかに気付く必要がある。

 

6.か
・過去は話してもよい。最も有益な過去は、肯定的な経験だ。(*-3)
・過去について話す最大の価値は、その惨めさではなく、過去に培った力を見つけそれを使えるようにすることだ。(*-2)
・過去の産物であるが過去の犠牲者ではない。(*-3)


・過去に起こった苦痛は私たちの現在に大きく関係しているが、この苦痛な過去に戻ることは、今、私たちがする必要のあること、すなわち、重要な現在の人間関係を改善することに、ほとんど、あるいは全く貢献できない。
・家族の不幸の大半は、親が善かれと思って子供を強制し、したくないことをさせようとすることである。
・解決のサークルが効果をもたらすのは、二人が選択理論にのっとって、欲求、その強さ、上質世界そして全行動を理解することである。(*-1)
・外的コントロール心理学の第二の信条は「私は、人がしたくないことでも、自分がさせたいことをその人にさせることができる。また、他の人も、私の行動をコントロールすることができる」(*-1)
・外的コントロール心理学の第三の信条は「人々にして欲しいと思っていることを人々にさせることは自分の権利である」。(*-1)
・カウンセラーの仕事はクライエントが新しい人間関係を選択できるように手助けすることである。(*-3)(*-5)
・カウンセラーに求められていることは、自分が考えている手法を用いて自らが幸せに生きることである。
・カウンセリングをするときには、グラッサー博士は、自らの頭脳のもつ創造のシステムに身をゆだねるという表現をしている。答えがはじめからわかっているわけではない。展開していくな中で創造のシステムが問題解決に介入してくるのだ。(*-5)
・変えられることを好む人はいないが、ほとんどの人が、人を変えることからえられる高揚感を好む。それはあまりに良い気分なので、力の行使が人間関係にとってどんなに危険なものであるかを理解するのが難しくなってしまうのである。(*-4)

 

7.き
・基本的欲求を上手に満たしたら良い一日だった。


・基本的欲求とは、身体的な欲求である生存の欲求と、心理的な欲求である愛・所属の欲求、力の欲求、自由の欲求、楽しみの欲求の4つをあわせた5つの欲求で、私たちの誰もが遺伝的に持っている欲求。(*-1)
・基本的欲求の強弱の違いは、各自にとって特有のもので、性格の違いともいえる。(*-1)
・強制のあるボスマネジメントではなく、リード・マネジメントの環境で生徒も社員も成功する。(*-7)
・強制からは上質は生まれない。(*-7)
・強固な習慣も依存症も、本人が薬物なしで幸福をみつけることが出来れば、克服することは可能である。(中略)ただ、見つけた幸福を維持するためには強固な人間関係を築き保っていくことが必要である。(*-4)
・教師が欲求を充足させるような方法で教えないなら、教師のほとんど全員が生徒に勉強を強制することになる。(*-7)
・「今日はどんな一日にしたいですか」。グラッサー博士が精神科医時代に入院患者に質問。

 

8.く
・クォリティ・スクールは、リード・マネジメントを実践している学校である。(*-7)


・クォリティ・スクールのなかで、管理者(教師)を表現するのに、はじめて「リード・マネージャー」という用語を使っている。(*-6)
・クオリティ・タイムは、相手との関係を良好に強固にするために有効である。
・グラッサー博士の物語は決断の仕方についての物語。選択を行う能力の深さ、広さを認識することである。よりよい選択肢を学ぶことである。(*-6)
・クライエントが満足できる人間関係を持っていれば幸せである。(*-3)
・クライエントは自分の行動を七つのやりかたで評価する。またカウンセラーは自分のカウンセリングのやり方を三つの方法で評価する。(*-3)
・グラッサー博士が行うカウンセリングの特徴の一つは、価値観の押し付けがなく、強制がなく、それでいて、カウンセラーの主体性が失われていないことである。(*-5)
・グラッサー博士は、デミングが提唱した、マネジメントのための14ポイントを重要だと考えた特に、八番目の「恐れを取り除く」が最重要だと考えた。(*-6)
・教育改革とは、ボス・マネジメントをリード・マネジメントに代えて、「上質」への移行を始めることだ。ボス・マネジメントは、仕事の質と従業員の生産性の両方を制限している。(*-7)
・クライエントから評価を引き出すときに、価値判断をカウンセラーがするのではなく、クライエントがすることが大切だ。(*-3)

 

9.け

・傾聴は選択理論、カウンセリングはリアリティ・セラピー。

・原因は精神病ではなく不幸であるからだ。(*-4)
・結婚問題の解決のために選択理論を使うよい方法は、自分たちの結婚が大きな輪(解決のサークル)の中に入っていると考えることだ。(*-1)
・現実慮法の変わることのない目標は、クライエントとカウンセラーの間に、選択理論に基づく人間関係を創造することだ。
(*-5)
・現実療法を使ったカウンセリングでは、症状に焦点を合わせず、その背後にある人間関係に注目する。(*-5)
・現実療法の中心は、人間関係において、あなたが何を選択するかであって、他人が何かを選択することではない。(*-5)
・健全なアイデンティティは、その人の基本的な人間性が認められていることを基礎にしており、その人が何をしているか、何を達成しているかに立脚してはいない。(*-6)
・経験を積んだリアリテイ・セラピストは、願望、満たされない欲求、クライエントの具体的な一日、クライエントの現実的に達成可能なことなどに焦点を合わせる技術を身につけている。(*-3)

 

10.こ
・幸福な人は常に自分を評価している。不幸な人は常に他人を評価している。


・行動を表現するために使う品詞は動詞が唯一の品詞である。動詞を使うことは、最も効果的な行動を選択する方向へ私たちの思いを向けることになる。(*-1)
・行動システムは二つの部分がある。一つには整理された使い慣れた行動が入っている。もう一つは創造性の源で、絶えず再整理の状態にあるあらゆる行動の構築用資材を持っている。(*-2)
・コントロールタイムとは、自分がしたいと願っていることを誰からもその権利を奪われずにする権利であり、日々の欲求充足の時間である。(*-2)
・効果的な子育てをしている親は、子どもが自分で何かを達成すると喜ぶ。(*-2)
・効果的な子育てをしていない親は、成長した子どもが自分ひとりで取り組む方法を学んでおらず、自分たちが何かをしてあげなければならないことを知り、落ち込み、怒りを表す。(*-2)
・こどもたちが人生を制御するように支援するには、子育てにあたっては、四つの容易な方法で対処していることに注目すべきである。①子どものために代わってする。 ②子どもに対してする。 ③子どもと一緒にする。 ④子どもをそのままにする。(*-2)
・誤解をしてほしくはないのだが、私は褒美自体は良いことだと思っている。しかし、見返りが要求されている場合は違う。(*-4)
・コントロール心理学という言葉は、誤解と混乱をもたらすもので、1996年にわたしは名前を選択理論心理学に変更した(*-2)
・現実世界だと主張するものは、私たちが自覚している世界のことで、知覚は、私たちの頭の中の世界と一致するように絶えず変化している。(*-6)

 

11.さ
・三個の上質世界の要素は、
①私たちがともにいたいと思う人
②私たちが最も所有したい、経験したいと思う物
③私たちの行動の多くを支配している考え、信条
(*-1)

 

12.し
・上質世界は人生の核である。なぜなら、それが私たちの直接の行動の動機となるからだ。(*-5)
・上質世界にあるイメージ写真は、人が生きたいと思う明確な人生を表している。(*-1)(*-2)
・上質世界に自分自身について二つのイメージ写真を持っている。一つは理想化されたイメージ写真、もう一つは極端に理想化されたイメージ写真。
・上質世界に貼るイメージ写真は、年老いて昔ほど役に立たなくなると、ますます少なくなる傾向がある。自尊心を保つため、人は若くて有能だったころにしっかり貼ったイメージ写真について話したがる。(*-2)
・上質世界は自分の個人的なユートピアである。それに近づけば直ちに気分が良くなる場所である。(*-1)
・上質世界にあるイメージ写真を変える選択することによって、あるいは現実世界であなたがしていることを変える選択をすることによってのみ、あなたは人生の舵取りをすることができる。選択は常にあなたのものだ。(*-2)
・質問が先にあるのではなく、相手の分析(上質世界)によって質問のストーリーがはじまる。
・自己評価によってのみ上質世界は貼りかえられる。
・自己評価とは行動を修正するべきときを知り、正しいことをしたときに自分自身を肯定する能力。(*-2)
・自分を評価するという自己評価こそが行動変容をもたらすものである
・自分の外で展開する状況と自分とを制御しようとして、惨めな気分を選択して時間を浪費するよりも、少しでも自分を満足させる方法をみつけることができれば遥かによいことである。(*-2)
・自分が葛藤を抱えていると思ったら、その葛藤が真の葛藤か見せかけの葛藤かを見極めることが重要だ。(*-1)・(*-2)
・真の葛藤を抱えているときに、できるだけ効果的に何もしないでいることが、どれほど価値があることか理解できていない。(*-1)
・真の葛藤が惨事になるのは、解決策がないというだけではなく、解決策を見出そうとする試みに小休止がないからだ。(*-2)
・自分の人生の舵を握ろうとしているときに、批判は唯一もっとも破壊的な行動だ。(*-2)
・幸せな人間関係を築くために『グラッサー博士の選択理論―幸せな人間関係を築くために』)
・しっかりした人間関係には、知覚のシステムに共通点がある。二人とも同じ視点からこの世界を見ている、二人とも、。人、データ、物、アイディアに同じ価値をおいている。(*-3)

・人生で自分が不幸なときは、不幸の原因が他人にあると他人を責めることが多い。また、自分の思い通りに事が運ばないときには、他人をコントロールしようとする。(*-1)

 

13.す
・素晴らしかった一日は愛と所属の欲求が満たされたから。
・すべての欲求と同様に、愛・所属の欲求は現時点でしか満たせないので、リアリティ・セラピーではほとんど例外なしに「今、ここで」に焦点を合わせる。(*-5)
・すべての全行動は、選択されたものであるが、私たちが直接コントロールできる要素は自分の行為と思考だけである。
。(*-1)
・スマホに貯蔵してあるワクワク、楽しい写真はあなたの上質世界にあるイメージ写真である。
・すべての行動の動機が良くても悪くても外側にはなく、個人の内側から生じると信じれば、惨めさの原因は無関心な両親や無神経な配偶者、恩知らずな子ども、あるいは苦痛な仕事にある、とは言えなくなる。(*-2)

 

14.せ
・選択理論は1976年頃からグラッサー博士が模索し始め、「コントロール理論」と呼ばれていたものを1996年に選択理論に改名した。(*-5)
・選択理論が明白にしていることは、世界の99%の人が、誰かと衝突したときに、古くからあり、常識となっている考え方、私が外的コントロール心理学呼ぶものを使っているからである。(*-5)
・選択理論は人間関係を阻害する外的コントロール心理学にとって換わるもの。(*-1)
・選択理論は、私たちがなぜ、またどのように、自分たちの進む道を選択するかを説明する。
・選択理論心理学は、人間がどのように動機づけられ、どのように現実を認知し、どのようにして行動するのか。これらの一連の脳の動きを説明した理論。(*-1)


・選択理論では、自分の上質世界の認識と相手の上質世界を識り、幸せな人間関係の考え方と行動を学ぶ。(*-1)
・選択理論をベースとしたカウンセリング手法がリアリティ・セラピー。(*-3)
・選択理論によると、みじめな感情をも含め自分たちの行動の全てを自ら選んでいる。(*-1)
・選択理論を用いたカウンセリングであるリアリティ・セラピーでは、自己評価を促すことはカウンセリングの要である。
・選択理論を身につけるためには、長いあいだ身につけてきた常識、すなわち、周囲で起きる出来事にあなたは反応、応答しているという考えを放棄しなければならない。(*-2)
・選択理論では、直接、「感情の壁」を乗り越えようとするよりも「感情の壁」にも大切な意味が含まれていると考えます。(*-9)
・選択理論を使ったカウンセリングは「リアリティ・セラピー」と呼ばれていますが、認知療法の一つにも分類でき、解決志向療法、短期療法にも似ています。(*-9)
・選択の渡る世間に鬼はなし。
・精神医学の新しいアプローチ。現実療法。
・生徒に人間性をクオリティ・スクール。(*-7)
・全行動における感情は後輪に属する要素でコントロールが出来ない分、どんな時でも正直ですからシンプルで分かりやすいです。今自分がその感情を感じていることは誤魔化しようのない事実ですからね。そして「今の自分」を正しく自覚することが、その後の成長に役立つのだと思います。
・世間が使う外的コントロール心理学の簡単な前提は、「悪いことをしている人は罰せよ。そうすれば彼らは私たちが正しいということをするだろう。そして報酬を与えよ。そうすれば彼らは私たちが望む事をしてくれるであろう。(*-1)
・精神科医や医師が処方する向精神薬にはプラシーボ(偽薬)効果がある。(*-8)

 

15.そ
・その行動はあなたの求めるものを手に入れるのに効果的ですか?(*-3)
・創造性は整理された行動と求めているものが得られないとき、新たに生み出す再整理中のこと。(*-2)
・想像力を養うコントロールタイムによって特別な想像力を引き出し、その想像力を日々使って生きている。(*-2)

 

(*-1)『グラッサー博士の選択理論―幸せな人間関係を築くために』アチーブメント出版
(*-2)『テイクチャージ―選択理論で人生の舵を取る』アチーブメント出版
(*-3)『リアリテイ・セラピーの理論と実践』アチーブメント出版
(*-4)『警告! あなたの精神の健康を損なうおそれがありますので精神科には注意しましょう』アチーブメント出版
(*-5)『15人が選んだ幸せの道-選択理論と現実療法の実際』アチーブメント出版
(*-6)『ウイリアム・グラッサー博士、選択理論への歩み』アチーブメント出版
(*-7)『クオリティ・スクール-生徒に人間性を』サイマル出版会
(*-8)『メンタルヘルス~こころの健康の保ち方』日本リアリティ・セラピー協会
(*-9)『選択理論を学校に-クオリティ・スクールの実現に向けて』ほんの森出版
(*-10『人生はセルフ・コントロール』サイマル出版会
(*-11)「アラカルト Choice theory-直撃インタビューシリーズ」
(*-12) 各種講座・読書会・学習会