入院する意志が決まったことを先生に伝えると、「まもなくスタッフが同意書を持ってきますので、待合室でお待ち下さい」と言われ、待っていました。
(このとき、午前6時半頃だったと思います。)
抱っこ紐の中にいる次男の顔をみると、スヤスヤと眠っていました。
穏やかな顔を眺めていると、このまま連れて帰りたくなってしまいました。
次男の腕には、血液検査をしたときに入れられた透明な管が刺さっており、痛々しく見えました。
(血液検査をする際、入院となった場合に投薬や点滴がしやすいように、腕に管が入ったままになっていました。)
ほどなくして看護師さんが来て、同意書の説明を受け、次男を抱っこして連れて行きました。
抱っこ紐から出されたせいか、次男は泣いていました。
次男は初めは隔離部屋に入ることになっており、お昼頃にコロナやRSウィルスの検査結果が出るのでそこでコロナが陰性だとわかり次第、部屋を移ることになっていました。
隔離部屋って、どんなところなんだろう・・
勝手に不安が募りました。
入院中に、ベッドから落ちないように「抑制」をする必要があるとの説明を受け、それに対する同意が求められていました。
ベッドから動かないよう、固定されたチョッキを着るというような説明でした。
「抑制」・・
聞き慣れない言葉だけど、痛くないのかな?
でも安全のためだから、仕方ないよね・・
ちゃんとミルク飲めるかな・・
もし飲めなかったら、泣き続けちゃうのかな・・
さまざまな不安が、頭の中を駆けめぐりたした。
またお昼過ぎに面会に行くことになり、それまでわたしはいったん家に帰ることにしました。
家までバスや電車を使うとかなり時間がかかるため、タクシーで帰りました。
午前2時から起きていたので、体はヘトヘトでした。
家に着くと、夫と2歳の長男がいました。
長男はまだ事態が飲み込めていないので、いつもどおりバタバタと遊んでいました。
わたしは朝ごはんを食べ、面会時間まで少し睡眠を取ろうと思ったけど、全く寝られず・・。
完母のため、胸が貼るので搾乳しました。
冷凍できる母乳バッグは、長男の時に買っていたのが見つからなかったので、ドラッグストアが開いた後、急いで夫に買ってきてもらいました。
(こういうとき、ストックがあると便利ですね)
そうこうしているうちに、お昼前になり、病院から電話がかかってきました。
「コロナは陰性、RSウィルスは陽性」
という結果でした。
つづく。