3日前の朝、

 

息子が妻に話してきたそうです。

 

「昨日バイトでサプライズがあってん」

 

「お、なに?」

 

「一緒に働いてる70歳ぐらいの女の人がさ、お寿司くれたねん」

 

「え、お寿司?」

 

「うん。その人な、お店で誰かが異動になったり辞めたりするとき、必ずお寿司を渡すらしいねん」

 

「へぇー、でもなんで○○(息子)に?」

 

「それがさ、『○○君、まだお寿司食べてなかったよね。冷蔵庫にあるからよかったら食べてね』って言われて」

 

「ふんふん」

 

「で、冷蔵庫見たら40貫ぐらいのお寿司セットが入ってたねん」

 

「ほえー」

 

「しかも回転寿司じゃなくてホンマもんのお寿司やで。入れ物に☆☆寿司って書いてあった」

 

「☆☆寿司ってあそこのホンマもんのお寿司やん!40貫てか!」

 

「うん。俺一人やと食べきれんから店長ともう一人のバイト仲間で食べたねん。めっちゃうまかったわ。俺20貫ぐらい食べた」

 

「ええなーめっちゃええ人やな」

 

「うん」

 

「でも○○は特に異動とかないんやろ?」

 

「そう。俺がその人のお寿司食べたことないってだけでくれたねん」

 

「めっちゃええ人やな」

 

「うん。その人はマクドで働くのが一番好きなんやって。あの店の雰囲気が好きらしい」

 

「へぇーお店の雰囲気ええの?」

 

「うん。めっちゃ忙しいけど雰囲気はええで」

 

 

 

くら寿司やスシローしか知らない息子はさぞ美味しかったことでしょう。

 

息子は回転寿司ではタコとタイとカルビしか食べないのですが、

 

おかげでお寿司の幅が広がったと思います。

 

そのご年配の方、本当にありがとうございます。

 

 

 

息子がお礼にモンエナセットを贈りませんように。