こんにちは
ある生徒さんが、以前通っていた塾は、MARCHや日東駒専志望の人が多いそうなのですが、指定の単語帳が「鉄壁」だったそうです。
その話を聞いて、「え??!」という感じでした。
「鉄壁」は確かに良い単語帳ですが、私のこれまでの生徒さんの記憶では...
「鉄壁」を最後まで使い続けて、京大、阪大に合格した人。
最初に「鉄壁」を使っていたけれど、挫折して、結局「シス単」や「ターゲット1900」に絞ることにして東大、京大、早稲田、医学部に合格した人
....という感じで、最難関の大学に合格した人しか思い浮かびません。
1番最近では、去年、早稲田の文化構想に現役合格した生徒さん。
最初に「鉄壁」を使うと言っていて、私は「挫折率は高いけど、まずやってみよう!できないと判断した時点でやめて、シス単に切り替えよう」と話していました。
数章やってみて、「やっぱり無理です」と言い始めたので、シス単を完璧にするプランに変えました。
その子は「速読英単語上級編」も最後にはやりましたが、これは完璧といえる状況ではなかったですが、シス単は完璧だったので、ちゃんと早稲田に現役合格できました
早慶合格者でもそんな感じなのに、MARCHで「鉄壁」は完全にオーバーワーク。
「鉄壁」は語源の解説が充実していて、関連付けて覚えることができるので「読み物」としては非常にいいのですが、よく出る単語から順番に並べられているわけではないので、成績に反映されるまで時間がかかるし、「この単語はどのレベルの受験生も知っておくべき」とか「この単語は実はあまり使われない」という区別がしにくいのがデメリットだと思います。決して難単語ばかりが載っているわけではないですが、それでも挫折率が高い理由はそこかな…と。
あと、情報量が多すぎるし、例文暗記には使いづらいという子もいました。
MARCH合格に必要なのは、揺るぎない基礎力です。基礎文法をしっかり理解し、運用できること。単語の表面的な意味だけではなく、品詞は何で、どのように使われるかまで含めて覚えること。つまり、単語帳だったら、意味だけではなく、例文まで覚えること。
そこに時間を割かずに、たくさんの単語の意味を表面的に覚えても意味がないのです。
家を建てるのに、骨組みをしっかりさせずに、外壁や壁紙をきれいにするような、「ハリボテ」感満載な勉強をしてはいけません。
「シス単」や「LEAP」のようなよくみんなが使っている単語帳でも、例文までしっかり覚えていくと、結構時間がかかるものです。
私だったら、MARCH志望の子に絶対に「鉄壁」はすすめませんね
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東京外国語大学卒業→イタリアに住む→イタリアで結婚→複数の塾で教室長→家庭教師として独立→2023年再びイタリアへ!
大学受験、高校受験の英語を中心に教えています。
公立中学で落ちこぼれでしたが、大学に行けるレベルになりました。
その経験を生かして家庭教師をしています。
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イタリア語、フランス語、スペイン語、ギリシア語、マルタ語、ハンガリー語など、言語を勉強するのが趣味です。(英検1級、イタリア語検定1級)大学入試問題を解くのも大好きです