9/18の記事 ロシア文学の世界へ に書いたとおり、ロシア文学の世界へのドアを開けるために、この本を読みました。

 

 

以下印象に残った内容、記憶に留めておきたいこととして、備忘録します。

①ロシア語は古くから二つの種類の言葉が存在した
教会スラブ語
ロシア語

 

私の気づき:Wiktionaryに時々上記の2種類の言葉が書かれている理由がわかった。



②ピョートル1世(在位1682-1721)はキリル文字を保存した

ピョートル1世(Пётр I Алексеевич )

 
ピョートル1世が1708 ~10 年に行った文字改革。使いやすい民間書体を導入。

ローマ字の導入をせず、つまり伝統拒否をしなかった。スラヴ系言語、例えばポーランド語、チェコ語はローマ字を使っているが、ピョートル1世はキリル文字を保存した

 

私の気づき:文字が美しいがために私も惹かれるロシア語。アルファベット化しなくて本当に良かった。伝統すべてを否定しないで、その核を持っておく事は、民族のアイデンティティーにも関わることかもしれないとまで思う。

 

さらに参考になる資料集:世界の文字 キリル文字


③ロシア語が多様柔軟な理由(1786-1800年代の動き)
1786-1800年代に、教会スラブ語から私的な事を語るためのロシア語まで、大きく3つの文体が提唱された(ロモノーソフの三文体)
上記②のピョートル大帝による文字改革、ロモノーソフの三文体に引き続いて、この時期のロシア語改革は古い要素の排除でなく、組み換えであった。現在のロシア語が表現力豊かで、多様で、柔軟なのは、このような懸命な言語改革のおかげである

私の気づき:ロシア語で表現できないものはないといわれる所以が私にも理解できるほど、ロシア語は柔軟で美しい。だからこそ、詩や文学作品に非常に向いている言語だと言えると思う。


 

 

 

最後に、私が好きなイワン・セルゲーエヴィチ・ツルゲーネフ(Ива́н Серге́евич Турге́нев, 1818-1883 )の散文詩 「ロシア語」を引用します。

 

 

РУССКИЙ ЯЗЫК 

 

  Во дни сомнений, во дни тягостных раздумий о судьбах моей родины, — ты один мне поддержка и опора, о великий, могучий, правдивый и свободный русский язык! Не будь тебя — как не впасть в отчаяние при виде всего, что совершается дома? Но нельзя верить, чтобы такой язык не был дан великому народу! 

 

Июнь, 1882

 

ロシア語

 

 疑いの日々、祖国の運命を思い悩む日々に、わたしが杖とも柱とも頼むのは、ただお前ばかり。おお、偉大にして力強く、真実にして自由なるロシア語よ!もしお前がなかったら、いま故国でおこっているすべてを見ながら、どうして絶望しないでいられようか?しかしこれほどの言語が、偉大なる民族に与えられたのではないと、信じることは不可能だ!

 

1882年6月

 

・・・

 

 

他には、読みたいロシア文学作品のリストができたので、次の記事にまた備忘録しようと思います。

 

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露検2級受験日まで あと19日。
 
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今日やったこと

 

形容詞の比較級・最上級

原因・理由を表す前置詞


今日の勉強時間 [単位:分]

 

隙間時間・自宅机上 135

 

合計 2時間間15分

 

今日も朝から娘たちのバレエレッスン、昼から夕方までリハでした。リハ中は待ち時間が長いです。Ankiを少しやったり、裁縫道具も雨の中大荷物と一緒に持ち込んだので、黙々と発表会仕様のバレエシューズ3足を仕上げた。針仕事を自宅に持ち帰らず済んで、達成感。

 

 

今日の日記: ロシア文学の世界へ

 

検定2級を受けた後にやりたいこととして、ロシア文学を読むことを暫く考えていました。

 

その世界にどう入っていきたいかとしては、

ロシア文学の、まずは全貌を俯瞰してみたいと思っています。

 

私は歴史が大好きなのですが、文学も、歴史とは切り離して考えられないはずです。歴史を絡めたロシア文学史も学びたいと思う。

 

全体をつかむことなく、まずは細部から、たとえば誰かの作品を一つ選んで、それが書かれた時代背景や、作者がどんな人生を送っていたころに書かれたものなのかなどといった、作品のバックグラウンドについて何も考えずに、作品そのものを先入観なく味わう、というのも、一つの芸術鑑賞の方法です。

 

ですが、私はどうもそういった味わい方は苦手、むしろ、作品そのものの外側のバックグランドから入っていきたいタイプのようです。

絵画を鑑賞するときも同じくです。

 

 

なのでそのような情報を得られる資料を図書館で探し、Wishlistに14冊入れました。

 

 

 

 

すべて今年の年末にかけて片っ端から借りて読むつもりです!

 

 

一冊目はこれから

 

 

中にはアメリカへ亡命したロシア人 ウラジーミル・ナボコフのものもあり。

 

 

 

彼は英語で本を書いていたけど、その中の一つ、チェスの天才のことを書いた話なら、私はこれのオリジナル英語版を読んだことがある。

 

 

 

 

ロシア文学の全貌なり、ロシア文学史なり、「こうだ」という教科書のようなものはなくて、歴史の解釈と同様、それを読む人の数だけ、解釈があると私は思う。

 

 

どんな「私のロシア文学」がこれから見えてくるのか、とても楽しみ。

 

 

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