2024.5.22
天守内部は独特
髙島城は前回も記しましたが
かつて諏訪湖に突き出た水城で
諏訪の浮城と呼ばれましたが、
江戸時代初めの諏訪湖干拓で
水城の面影は失われた。
しかし、浮城の異名を持つため
日本三大湖城のひとつに
数えられています。
高島城(諏訪高島城)
続日本100名城
高島城は、慶長3年(1598)
豊臣秀吉家臣の日根野高吉により
築城され、諏訪氏の居城として
その威容と要害堅固を誇ってきました。
築城の適地としたここ高島は、
当時は諏訪湖畔に島状を呈しており
「浮島」とも呼ばれて、
主に漁業を営む村落がありました。
高吉はこの村をまるごと移転させて
高島城を築いたといわれています。
天守の中に入ります
何やら質素な館内…
▼高島藩主家に伝わる甲冑
九代藩主諏訪忠誠のためのものと推定。
諏訪家の定紋四本足の穀ノ葉がみえる。
実戦用ではなく飾り用の甲冑。
▼由布姫(ゆうひめ)
諏訪はNHK大河ドラマ「風林火山」に
登場する「由布姫」の故郷。
由布姫は、自分の父・諏訪頼重を
武田信玄に殺害され、仇となりながらも
信玄の側室として生きた悲劇の姫。
武田勝頼の母親でもあります。
ドラマでは南野陽子が演じました
▼天守最上階
いわゆる天守の雰囲気は
まったくありませんが、
それなりに風情がある室内です
▼天守展望台からの景色
すぐそばに諏訪湖が望めます
◆ 御城印 ◆
◆ 諏訪護国神社 ◆
髙島公園内に鎮座しています
創建は明治33年
無人の神社でしたが
なかなか立派な社殿です。
諏訪護国神社は特有の様式の社殿で
多数の彫刻もあり、地域色ゆたかで
見ごたえのある造りなっています。
高島城(髙島公園)をあとにします
本丸のある高島公園近くに
三之丸跡がありました。
(跡地には味噌蔵が建っています)
▼三の丸温泉
高島藩主の意向で作られ、
大正時代以降は住民が使うように。
2010年には「三の丸温泉」跡地に、
温泉を引いた手水鉢が完成し、
江戸時代からの歴史のある湯煙が、
再びこの地に立ち上がりました。
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