今までの母ではなかった | 大好きな母ががんになった時

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珍しく1日で2回目の投稿です。


連休をいただいていたので、17日も病院に行きました。

前日もよい状態ではなかったので、お家でもずっと気になっていました。



今日は…
母は私に気づいた途端、

誰も面会に来るな!!

と怒り、睨みつけました
びっくりしました。


聞いてみると
めまいと吐き気で気持ちが悪いと…。

常にうとうとして、目を開けるたびに睨まれ唇を噛み締めていました。


今まで見たことのない表情で、とても辛そうなので、ナースコールで来てもらいました。

すぐに吐き気どめの注射を打ってくれました。

その後、母は眠っていました。

暫くして主治医と看護師さんが様子を見に来たときは、もう大丈夫と手を合わせお礼を言い、また眠っていました。


しばらく眠って、起きた時のことです。

母はここ何日か、食事も摂れていないようで、
体力が落ちることが心配なので

お母さん、点滴してもらおうか
少し元気になるかもしれないよ!

と言ってみました。

母は

点滴はバクバクするから嫌
やりたくない

と…。


おそらく抗がん剤治療のせいです。
抗がん剤治療のとき、バクバクしてとても苦しかった
と言っていたのです。

特に2回目は、副作用も酷かったからだと思います。


点滴でバクバクすることはない、
抗がん剤のときの辛さを思い出したのね、
辛かったんだね

お母さんにとって、今の記憶は点滴=抗がん剤  なんだね…


少し前なら、抗がん剤と点滴が違うこともわかったのかな、お薬のせいなのか?
 
そう思いました。



看護師さんがまだ様子を見に来てくれたので、点滴ができるか聞いてみると、

本人が希望しないとできないんです

そう言われました。



看護師さんは母に

ご飯食べていないみたいだから、点滴やる?

と優しく聞いてくれましたが、やはり拒否していました。


点滴じゃなくて、注射もあるからね
やりたくなったら、いつでも言ってね


そう言ってくれましたが、やはり拒否をしていました。


そして、看護師さんが出て行くと

点滴、点滴って!やりたくないのに!


と睨まれました。



今日の母は別の人のようでした。
でも、病気のせい、お薬のせいです。



私を睨みつける強い眼差しは

お母さんは辛くても頑張っているんだ!

そう言っているように思えました。



今日は眠っていたので、枕元にメモを残して帰ってきました。

吐き気止めの注射には、眠らせる成分が入っていたのか?と思うほど寝ていました。
いびきもかいていました。



明日、半休を使ってまた病院に行きます。
少しでも楽になっていますように。

いつものお母さんに戻っていたら嬉しいけどどんな状態でも大好きなお母さんです。