話が通じない。

話が届かない。


私の知る夫ではなくなっていた。

目も吊り上がって、別人だった。


夫のすべてが、私を拒絶していた。


夫の中で既に離婚は決まっていて、

「妻が納得するように説明を尽くす」のではなく、

「妻をどうねじ伏せるか」だった。


夫にとって、

離婚に同意しない私は、敵と見なされた。