先週僕が今どんなふうに冬ごもりをしているかという記事を書きましたが、
”冬ごもり”、という言葉と、記事の内容から想像されることにもしかしたら
意図していなかったギャップがありはしないか、と思いちょっと補足します。
”冬ごもり”というのはガンという病気から治癒してゆくために体を休め
養生すること、 そのために外出をなるべく控え戸外での活動量を
減らし、かつ家の中でもなるべく体を横にするとかして体が治癒してゆく
プロセスを充分にサポートしてゆくこと、というような意味です。
散歩とかヨガとかそういう軽度でしかも血行を良くしたり代謝機能を
アップさせるような行動以外はなるべく体を休めること、ですね。
先週の僕の記事をご覧になると確かに外出は病院への通院なども
含めて週に2.5日以下にしようとしている、とかゴルフも控えるように
しているとか、でそのあたりはお分かりいただけると思います。
でも家に居る時の一日のタイムスケジュールは、起きている時間の中で
自由時間は6時間程度しか無くそれ以外はジュースを作ったり食事の
支度をしたり家事に取られたり。
7時間睡眠として、それに何とか捻出できている自由時間が6時間で
計13時間、 そうすると一日24時間から13時間を引いたおよそ11時間は
そういうことに費やされているという事ですね。
だから”冬ごもりで養生”と言っても家の中とは言え一日にそんなに
動かないと成立しないの? という事にささやかな疑問を持たれる方が
居るのではないか、と感じた次第です。
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このガン患者としての生活コストのような11時間というのは、僕の場合は
全部自分でやっているからこうなってしまうんです。
もし誰かに手伝ってもらえるのならその程度次第でこの所要時間も
減らすことはできます。
大きく言えば
1.ジュース作り : 30分 x 6回 = 3時間
野菜・果物を洗って切りジューサーにかける時間と
飲んだ後ジューサーを洗い片づける時間がほとんど。
飲む時間は一瞬。
2.食事 : 食材の買い物、 調理、 片付けの時間が大半。
食事療法だと外食もままならないし、お惣菜を買って
来るという事もほとんどできません。
実際に食べるだけなら一回あたり15分程度。
3.コーヒーエネマ : 40分以上かかると書きましたが、実際にやっている
時間はゲルソン療法で15分程度と決まっていますので
準備と片付けがそれ以外の時間。
このあたりが結構時間の取られるところなのですが、もし準備とか片付けを
誰かにやってもらえるならば大分時間を軽減できることが想像いただけるの
ではないでしょうか。
そうすれば患者はその分更に体を休めることに時間を使えますね。
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僕は自分で体験した事はないのですが例えばゲルソンクリニックなどに
入院して治癒にあたる場合はこういう準備とか片付けをクリニック側で
提供してくれるのではないかと思ったりしています。
昨年9月にメキシコの代替療法クリニックツアーに行った時も、ほとんどの
クリニックはおそらくそんな感じに見受けられました。
患者はジュースを飲み、食事を摂り、エネマ、温熱療法などに取り組み、
適度に散歩などを楽しみながらあとは個室で体を休めている、そういう光景を
見てきました。
僕の冬ごもりのアイデアも済陽先生に体を休めることを再三ご指導いただいて
いるというのがもちろん最大の理由なのですが、 もう一つがこのメキシコの
クリニックツアーで目にした光景なのです。
代替医療とか統合医療とか言われていますが、そこでは食事を変え、
ジュースを沢山飲み、温熱療法をしたりエネマをしたり、場合によっては
抗がん剤治療とか免疫療法を併用しているクリニックもありました。
僕だって基本的な生活スタイルは家にこもってやることができるし
抗がん剤治療、ビタミンC点滴などは家から外来でがんセンターや
西台クリニックに通えばいいわけですね。
つまりはメキシコのクリニックのようなところは日本の僕の周りには
存在していなさそうですが、同じようなことがその気になればやれて
しまうではないか、という事だったわけです。
ただ僕の場合は全部自分でやるからどうしてもその分の時間コストも
自分で払わなければならないという事です。
繰り返しになりますがこのコストは誰かが分担してくれるという状況の方も
多いと思いますので、その程度次第で半分とか1/3程度への軽減は
充分可能でしょう。
よろしければこのブログの読者になっていただければ幸いです。