このブログを始めた頃にちらっと、
腹痛に紛れてカミングアウトしたのですが。
わたしは大変ありがたくない「卵巣嚢腫」というものを持っていて
とてもお腹が痛いですの時に受診したすべての課
内科
胃腸科
整形外科
の先生から「産婦人科だろ」と言われ
産婦人科の先生がヤケを起こす、ということがありましたが。
その前にも股関節が痛むということで整形に行ったら
MRI画像見た瞬間に「そんなことより産婦人科に行った方がいい」と言われたり、
まあ散々な余波があったわけです。
「卵巣嚢腫」自体もあってうれしいものじゃないしね。
(と言うか、本当は切除しなくてはならないものです)
それがね、ついに「もう大丈夫じゃない?」ってなったわけです。
「え、先生本当ですか?!」
声がうわずったね。
そしてでっかい声で聞いていた。
「今、何センチ!?」
「えっと、2センチくらいかな」
「に、2㎝!本当に2㎝?」
(・・・変な会話。)
ひょおお~もうほぼ正常に近い大きさじゃなかろうか。
いや、正常じゃないけどさ、10センチ以上あったこともあったわけだから。
奇跡の数値。
もうそりゃ声もでかくなる。
マジマジマジ?
いやでも、待て!
ウェイト、ウェイト。
ボールに突進する犬を止めるがごとく、自分にブレーキをかける。
「前回4センチだったし、その時に言わなかったっけ?」
先生が異様に喜ぶ私を見て冷静なツッコミを。
「でも、大きさは毎回変わるから
その大きさを真に受けたらいけないって話だったじゃないですか」←結構失礼だな、自分。
「いや、前回と今回考えたらもう捻じれの危険性はなさそうだし、小さくなってるのは明らかだから大丈夫じゃない?」
「やったー!よかったあああ」
気がついたら叫んでいました。
その時には気が付かなかったけど、
多分、産婦人科じゅうに声が響き渡っていたと思う。
「ありがとうございます、ありがとうございました、わーよかったあ」
周辺にいた人は思ったかもしれないね。
「もしかして、あの人、オメデタ?」 場所が場所だけにね。
違いますよ~。
ってなことも、帰宅してから思ったわけです。
あら、わたしったら。
けっこう大声で叫び過ぎたかも。
こう見えて、けっこう感情的にならないタイプで
職場では「沈着冷静」と言われている(本当だぞ)わたしなのに。
摘出したわけじゃないから、まだ産婦人科には定期的に行かなきゃならないけど
「もう、年に1回で大丈夫じゃない?」
と先生の方から言ってくれた。
やった!
「じゃあ、半年後にとりあえずがん検診やっとこう」
・・・先生、今さっき、年1回って言ったのに来年じゃないの~?
と言うのも忘れるくらい嬉しかったのです。