【ナチュラルワイン】ランブルスコじゃなく、ランブルスカ【野生酵母】 | from 北の大地のワイン好き ~ 道産”食と酒”のサポーター

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自称「道産”食と酒”のサポーター」が独学で合格したJSAワインエキスパート、十勝ワインバイザー、北海道フードマイスターや、ワイン検定シルバークラス認定講師としての話題も上げれたら良いなと思ってます。コンセプトは「そのお金でもっと良いお酒買って呑む。」

荒々しい、爆発的な泡!ブドウそのままを瓶に詰め込んだ様な自然派な味わい!
 

Fattoria Al Fiore Lambrusca

ファットリア・アル・フィオーレ ランブルスカ

 
宮城県川崎町で、廃校を利用した体育館ワイナリーとして話題にもなった、Fattoria Al Fiore(ファットリア・アル・フィオーレ)さんのワインです。猫好きには欠かせない?定番の「NECOシリーズ」とかではなく、変化球大好き人にピッタリのアイテムとして登場した「ランブルスカ」です。ちなみにイタリアのランブルスでは無いのでご注意を。名前の由来は知りませんが、ランブルスコとヴィティスラブルスカを掛けたのかな?
 
 
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抜栓すると、ものすごい勢いでガスが噴き出しました。冷やしていたつもりですが、この吹き出しに少し驚いて溢してしまいました・・・無添加&無濾過ワインで若干の残糖があったり酸が落ちている時にはよくある事だ、と自分に言い聞かせますが・・・勿体無い・・・。(理屈は下記へ。)
 
 
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吹き出し注意!のステッカーもあったので警戒はしていましたが、抜栓時は要注意ですね。あ、ちなみにコルクではなく王冠でした。
 
 
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うっすら濁り系のワインですね。
品種はおそらくナイアガラやデラウエアなどの"ラブルスカ"品種だと思います。あと、ヤマソービニオン系の酸も感じます。(品種を調べていないので、詳細は不明ですが・・・)味わいも複雑で、生食用ブドウの風味が強いですが、プラム、サクランボ、マンダリンオレンジ、パッションフルーツのニュアンス。ローズヒップティーや日本酒で言う所の吟醸香なんかも感じます。また、澱が舞っているので、旨味を伴った苦味も感じました。
 
 
 
 
無添加ワイン。野生酵母。ナチュラルワインの奥深さを感じる1本。
 

ファットリア・アル・フィオーレは、まさしく今流行りの"自然派"ワインです。

添加剤も濾過も行わず、Wild yeast、つまり野生酵母を使用しています。

 

近年は野生酵母(自然酵母)を利用する生産者が多くなりました。ワインの本来あるべき姿がそこにあるから、といった声や添加剤を用いない事で身体への負担がかからなくなる、などの声が後押ししたからとも思われます。(身体の事を考えるなら、酒を呑む事自体控えた方が・笑)

 

じゃあ、なんでもかんでも野生酵母を使えば良いのか、と思われがちですが野生酵母はとても厄介な代物で、糖分が残っているのに発酵停止してしまう事もあれば雑菌に負けて全滅してしまう事もあります。その為、雑菌から守る為の"ある程度の酸"が必要になってきますし、上記にもあった通り、残糖があればワイン中に残った酵母が活動を続けてガス圧が増し、保存中に暴発する事が多々あるというリスクもあります。

 

また、全ての酵母に言える事ですが、ブドウの糖度が高すぎると発酵途中で酵母が活動を停止してしまいます。(こうやって考えると日本酒の平行複発酵って凄い技術だよね。)ちなみに貴腐ワインの場合は糖分耐性のある酵母を利用したり、途中で特殊なフィルターを通して酵母菌を除去したり、酸化防止剤を多めに突っ込む、といった方法があるそうです。

 

この様に制限が多い中で生産者の思い描くワインを作るのは大変だと思います。自分としては、正直言って「無添加ワインだから」と有難く崇拝する事もなく、美味しいワインを嗜む事の方が好きですよ。毎年、野生酵母頼りだと味わいも安定しない事もあるので本当に大変な思いをして作っているというのは分かりますが、歩留まりも悪くなりますし美味しいワインを気軽な値段でいつも購入できる、という方が消費者的にはありがたいのになぁーと思います。

 

 

 

というわけで、ノンフィルターですから瓶底にはタップリの澱。もちろん旨味でもあるのですが、苦味を主体とした雑味を多く感じます。貧乏くさいと言われるかもしれませんが、ちょっと澱が多すぎて飲む分が目減りしてしまうので損した気分に・・・(いや、飲むけど)
 
ファットリア・アル・フィオーレさんの「NECOシリーズ」と比べると、ちょっと冒険心を感じる楽しいワインでした。年末年始の様な楽しい時に飲めて良かったです。まんぞくまんぞく。
 
 
 

 

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