【ワイン会】世界一周グラスワインの旅 3rd season & ワイン検定シルバークラス | from 北の大地のワイン好き ~ 道産”食と酒”のサポーター

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自称「道産”食と酒”のサポーター」が独学で合格したJSAワインエキスパート、十勝ワインバイザー、北海道フードマイスターや、ワイン検定シルバークラス認定講師としての話題も上げれたら良いなと思ってます。コンセプトは「そのお金でもっと良いお酒買って呑む。」

世界中のワインと料理を楽しむ"疑似的"世界一周旅行の旅へようこそ
 

11月23~24日にかけて、ワイン検定「シルバークラス」が開催されました。

ブロンズクラスのテキストと比べると本当に内容が濃く、分厚いテキストに悩まされた方も多い様です。

練習問題を検索してこのブログに辿り着いた皆さんも無事に合格出来たでしょうか・・・?

 

正直言って、あの内容を120分の講習会で網羅するのは限界があります。

試験内容もそれなりに難しい設問が多く、合格出来たのは受験された皆様の弛まぬ努力の結果だと思います。

ぜひ、ワイン検定が終わった後も、あのテキストを読み返して勉強し、更に上を目指してみてください!

 

 

 

 

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そして、検定が終わったらご褒美のワイン会です!

 

ワイン検定の受験料って結構お高いんですよね・・・

少なくとも自分の受け持つ会場では、そんなお高い受験料を払って勉強された方に還元する為に、ワイン会をセットにして開催しています。むしろ「ワインを楽しむ」事を経験して頂ければ、と思っております。

 

さて。

今回のワイン会はお馴染みとなりました「世界一周グラスワインの旅」の第3弾として、今まではマニアックな国を攻めてきましたが、今回はワイン検定に準じたワイン生産国としては定番の国を中心に、それでもなるべく変化球を用意しつつ、ワイン検定で学ぶフレーズを盛り込んだ内容としました。お食事も豪華で、しかも旨い!ので、そんな食事の写真と共にワインのレポートを書き記しておこうと思います。

 

 

 

1皿目

Pasteis de Bacalhau & Vinho Verde (Portugal)

(パスティス・デ・バカリャウ と 緑のワイン)

 

バカリャウ(バカラオ)は鱈を塩漬けした干物であり、ポルトガルやスペインなどカトリック圏ではよく食されているものです。そんな塩鱈をコロッケにして食べるのはポルトガルでは定番なのだそうで、ジャガイモとほぐした鱈が練り込まれています。更に原木からカットしたハモンセラーノ(スペイン)も付け合わせにし、食前酒としてシェリー(パド・コルタド)ポート(ホワイト・ポート)も用意しました。個々のワインの写真を撮り忘れた・・・(上記のワイン集合写真の右側2本です)

 

合わせたワインは、ポルトガルといえば・・・のヴィーニョ・ヴェルデ(これは集合写真の左端)

 

 

 

Guapos Wine Project Ardina Loureiro 300 Vinho Verde 2016

グアポス・ワイン・プロジェクト アルディナ・ローレイロ 300 ヴィーニョヴェルデ 2016

 

Verdeが緑という意味で「緑色のワイン」としてよく登場しますが、意識して購入する事が少ないと思い、用意しました。ただ、普通に用意しても面白くないので、ちょっと変化球で定番のアルバリーニョではなく、 ローレイロと呼ばれる近年注目を浴びているブドウを100%使用したものを用意。変化球過ぎて、特徴の1つでもある微発泡も無く完全なスティルワインだったので、ちょっとチャレンジしすぎたかな?と反省。

 

1品目からスッキリとした揚げ物・・・と思いきや、このワインがスッキリと口中を解消してくれます。

ミントの様なハーブ系の爽やかな印象があり、食前酒→ハモンセラーノ→バカリャウ→ヴィーニョ・ヴェルデというコンビネーションがズバっと決まりました。熱々ホクホクで美味しいバカリャウのコロッケ・・・・コンビニで売ったら絶対流行ると思うんだけどなぁー

 

 

 

2皿目

Bobotie & Dr.Cape's benefit WINE (Republiek of South Africa)

(ボボティ と ケープの恩恵を受けたワイン)

 

続いては南アフリカ共和国のワインに合わせた料理。

ボボティという聞きなれない言葉ですが、こちらはミートローフの様な料理ですが、上面には卵を流して焼き上げ、中にはレーズンやナッツなどが入っており、更にはスパイスの風味と芳香が心地よい一皿となっています。肉汁とバゲットで一滴残さず美味しく頂けました。

 

 

 

Kleine Zalze Vineyard Selection Pinotage 2016

クラインザルゼ ヴィンヤードセレクション ピノタージュ 2016

 

南アフリカといえば、やはりワインの勉強をすると外せない品種。ピノ・タージュ。この料理にはレーズンやナッツ、といったワインのテイスティング用語にもあるフレーズが入っています。ズバリ、フルーティー感とスパイシーさを併せ持つ赤ワインでしょう・・・といえば、ピノ・タージュが合わないワケがない!黒コショウ、煙草、スミレ、ブラックベリーなどの香り、 果実の旨みを良く感じ、微かな苦みと渋味、滑らかな味わいがあるワインでした。色々な味の要素があるのでペアリングの柱が絞れずにブレるのが心配でしたが、ビタッとハマりました。

相変わらずワインの写真を忘れていました・・・上記のワイン一覧写真の真ん中にあるワインです。

 

 

 

3皿目

Oysters Kirkpatrick & Aussie Orange Wine (Australia)

(オイスター・キルパトリック と オージーのオレンジワイン)

 

殻付きの牡蠣に、トマトやベーコンをベースにしたトッピングが乗った色鮮やかな一品。このキルパトリックという料理はオーストラリアのタスマニア州を中心に、海鮮料理を出すレストラン等では定番の食事なのだそうです。牡蠣の旨味成分でもある「グルタミン酸」とトッピングにあるトマトも持っている「グルタミン酸」が合体する事で、旨味大爆発な牡蠣になります。

 

 

 

Smallfry Tangerine Dream 2018

スモールフライ タンジェリン・ドリーム 2018

 

タスマニアの白ワインとなると、リースリング、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランといった品種が思いつきましたが、それではあまりにもツマラナイ。という事で、ココで「オレンジワイン」を投入!!変化球ばかり投げてますね、俺。ワイン検定では具体的にオレンジワインの事を勉強しませんが、赤ワインと白ワインの作り方をブロンズクラスで勉強していますので、"ワインの作り方"をおさらいしつつ、このワインをサーブ。

 

南オーストラリア州、バロッサ・バレーでペドロ・ヒメネス、セミヨン、リースリング、ルーサンヌ、マスカットと、多種のブドウをブレンドして作られたワインで瓶詰め時はノンフィルターなワインです。コレならば、旨味の塊と化した牡蠣に複雑性を与えワイン独自の旨味も絡んで「旨味の連鎖反応」が起こると考えてペアリングしました。大正解でした・・・このワインを用意した自分を自画自賛します・・・

 

 

 

4品目

Eisbein & Dornfelder (Germany)

(アイスバイン と ドルンフェンダー)

 

ドイツ料理の鉄板とも言えるアイスバインの登場。

通常用いられるの部位はスネ肉が多いのですが、これは肩肉(だったかな?)を用いたという、シェフも変化球を投じてくるという一皿。部位が違えども美味い。美味すぎる・・・ここまで柔らかいアイスバインを食べたのは初めてです。こういう定番料理って料理人の腕がハッキリと見えてきますね。petit HANONの杉浦シェフ、良い仕事してます。付け合わせには勿論、ザワークラウトとマスタードですね。

 

 

 

Villa Wolf Dornfelder 2015

ヴィラ・ヴォルフ ドルンフェンダー 2015

 

さて、アイスバインに合わせるとなれば、シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)やリースリングが定番なのですが、こっちも変化球ばかり投じてきた以上負ける訳にはいきません。ダジャレでアイスワインを用意しようかとも考えましたが、それって変化球と言うより暴投に近いので脳内会議で却下。そこで思いついたのがドルンフェンダーという品種。(ワイン一覧の写真、左から3番目)

 

ドルンフェンダーは、色が濃くて着色用の補助品種として認められて、ドイツでは寒さ故に黒ブドウの色合いが思うように濃くならず凝縮感を感じられない・・・なんて事もあり、このような品種が生まれました。土壌を選ばず耐病性もあり、収量も良いという利点が多いブドウでしたが品質的にはイマイチで延々と補助品種の立場に甘んじていました。しかし、近年はドルンフェンダーに再注目されており単体で作るワインも少なからず見る様になりました。北海道でも月浦ワイナリーで絶品のドルンフェンダーを作っていますし、可哀そうな子扱いだったドルンフェンダーにもっと着目して欲しいという想いも込めてのチョイス。

 

チェリーの様なフルーティでチャーミングな酸がアイスバインと抜群に合いました。元々、ザワークラウトの様に乳酸菌の酸味が付け合わせとして定番になっている位ですから酸味が鍵だと睨んでいましたが、コレも思っていた以上のペアリングとなりました。

 

 

 

5皿目

SUSHI ”SHA-RA-KU” & "TA-BI-JI"

(寿司 "寫樂" と "旅路")

 

今回、メニューの題名を考える上で料理名+ワイン的な書き方をしていますが、5皿目に限ってはシェフが欧州で仕事されていた頃に日本人シェフとして寿司を握っていた経験もあり(本意ではなく、半ば無理やり握らされていたらしい・笑)その時に現地の方には「写楽」という名前で提供していたとの事で、このタイトルを付けました。

 

「日本的な寿司よりは欧州的な寿司に寄せます。」と事前の打ち合わせ時に聞かされていて、ネタの内容までは聞いておりませんでしたが海外ではお馴染みのカリフォルニアロールと、ローストビーフの握り、そしてサーモンはスモークサーモンという、これも変化球。なるほど、生魚に少し抵抗のある欧州人が安心して食べる事が出来そうなネタですね。

 

普段はイタリアンやフレンチなど欧州料理をメインに作っている杉浦シェフですが、寿司を握らせても絶品。ゲストも「下手な寿司屋よりも握るの上手い」との声。俺もそう感じました。シャリの程よい固さなんて、廻らない寿司屋に行ってもイマイチな職人さんが居るのを考えると、この人ホントすげぇなぁーと感じます。

 

 

 

tabi 2018

タビ 2018

 

欧州に寄せた寿司・・・寿司・・・寿司・・・

 

寿司と言えば、コレしかない!と、OSA WINERYのtabiを用意しました。

長(おさ)さんが寿司とワインを実際に合わせて飲みつつ微調整しながら作ったという、旅路ブドウを使った最強の「寿司に合うワイン」を合わせれば間違いない!と最後は直球勝負に出てみました。

 

 

・・・・・ああぁ    ・・・・・・・・・至福のひと時

 

 

旅路ってブドウはやっぱり凄い。

食用でありながら、必要以上に香らないワインらしいワインになりつつも、どこか懐かしい感じのあるブドウの香味。そして酢飯の酸とワインの酸が抜群に合う、幸せのマリアージュ。参加されたゲストの言葉をお借りすると、「ここまで合うと、もう旨いっていうのを超越してズルいですよ・・・」という究極の誉め言葉、頂きました!

 

更に、この件を知った長さんご本人からも「良かったです!」とコメントを頂きました。寿司22貫とペアリングを試したそうです・・・それだけ食べてもスタイル良いんだなぁー(自分の腹を眺めつつ長さんを羨ましがる自分)

 

 

 

6皿目

Stollen

シュトーレン

 

最後には甘いモノを。という事で、メニューには入っていなかったのですが、最後に頂きました。

折角ですので食後酒として甘口のポートを合わせて、みんなで幸せになりました(ほっこり)

 

 

 

 

 

image「これで、翌日が仕事じゃなければもっと幸せだったのに・・・」
 
 
image「翌日。ボロボロのYUTAKAが泣きながら出勤していきました。」
 

 

 

 

 

 

 

 

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