上総層群 新報告ハリエビスの発見! | 上総層群

上総層群

上総海盆・古東京湾海底谷の生物たち

ハリエビス ちょっとピンボケで申し訳ないが、ほぼハリエビスに間違いないと思う個体。静岡県の掛川や土佐の唐ノ浜などからは、比較的産出しているが、おそらく房総半島の上総層群からの報告は、今のところ誰からも聞いたことがない。体層のこまかな顆粒列や低面の平たい特徴がよくわかる。ただし、細かな部分で、現生種の殻と比較したところ、一致しない部分もあり、課題が残る標本でもある。現生種でさえ、このエビスの仲間は個体変異が多く、このわずか一個体では何とも言いようがないのだが、数十回も通ってこの1個体だけである。もうこの現場から出る可能性はかなり低いだろう。まさに私のコレクションの中では僕宝クラス、交換して欲しい方がいれば、スケーリーフットか、現金なら百万ほど用立てていただければ、いつでも商談に乗りましょう。櫻井先生だったら買ってくれたな~。

 と冗談はさておいて、こいつの現生個体は、あまり房総半島からは引き揚げられず、四国や九州などから得られる。美しい純白に整った円錐形の殻は、子供の時からのあこがれであったが、まさか自分の手で化石個体を採集できるとは思わなかった。