名前だけのラベル | ‘R’機関よdocomaでも

‘R’機関よdocomaでも

地吊HomePage;OSr『スケルトン』『小籠包』でs-TAP周辺機器環境改善


ブランド支点=ナルシズム

創始者精神批判の前に

根底を理解する知恵とユトリ


淘汰のルール;

暗黙な継承の可否

『R』=“連動”
これはレジェンド

■ 縦社会の中で「言われたことはやり遂げる」男性

男性は縦社会の中で生きています。野球やサッカーといったチームスポーツに慣れ親しんでいる彼らは、「上の人から言われたことはやり通す」し、「いつかは上の立場になりたいと願っている」生きものです(参考記事:「男は野球、女はままごとで仕事を学んだ」)。 

 頼まれたビニール袋がなかったら別のコンビニを探してみる、あるいは、ほかの商品で代用を考えるといった、最低限の臨機応変さすらなかった男子中学生が、責任を持って任務を果たし、喜々として周囲を動かし始める。その変貌はひとえに「配り係の隊長」に就任したから。少々危険なものすら感じるほどでした(スタンフォードの監獄実験が思い出されたのです)。

 これはそっくりそのまま、ビジネスの世界にも置き換えられること。男性社員をうまく活用しようと思ったら、
「内容と結果が明確な任務」と「プライドを満たすだけの権力・肩書き」を与えるのがいちばんというのは、人材活用の現場ではセオリーです。

 男性は「縦社会」で生き、「結果」と「プライド」をバネに仕事をする。女性は「横社会」で生き、「過程」と「共感」をバネに仕事をする。これが女と男の基本原則と思われていました。


■ 「任務」も「肩書き」も与えられない現代の男子たち

 「言ってくれればやる」「権力を与えてくれればさらに頑張る」。
 男性たちがそうやって原始的なモチベーションをたぎらせる一方で、現代の仕事のあり方は大きく変わってきています。

 ビジネスの高度化に伴い、仕事は自ら発掘すべきものになりましたし(待っていても降ってきません)、刻々と変わる状況に臨機応変に対応する能力が要求されるようになりました(ひと昔前、「コミュ力」なんてものは必要なかったのです。不器用に黙々と作業をこなしていれば、それでお給料がもらえて、結婚もできていた時代でした)。

 さらには「肩書き」も満足に与えられません。出世ゲームでは上がつっかえ、みんな「権力なき責任」を押し付けられ、疲弊しています。そして、イクメンブームだの、ワークライフバランスだの、と社会のあり方も複雑になる一方。正直、うんざりしてしまうこともあるはずです。

 ですが、今後、日本経済が奇跡的に好転し、ポストも仕事もふんだんに与えられるようになる、と夢を見ている人はいないでしょう。となれば、男性もモチベーションの湧かせ方を変える必要があります。「周囲と共感し合いながら」「プロセスに喜びを見いだす」ような働き方を身に付けるしかほかありません。

 大丈夫、お手本はごく身近にいます。

 周囲の女性社員こそ、今後、自分が積むべき「新OS」の先行機種だと思えば、「自然な敬意と興味」が生まれるのではないでしょうか? (東洋経済オンライン/五反田達成)