この写真はノルウェージャンフォレストキャットのえりーちゃんです。
 
さてさて
 
あるSNSで割と大きめな量販店チェーンのアカウントさんが、
 
”ハーブで虫よけを作ればペットにも安心”
 
という投稿をされてて、慌ててメッセージをしました。


 

 

「ハーブのなかに猫に危険なものがあるので、注意喚起の一言を入れていただけないですか?」

 

的な内容です。

 

その後文章が直されたようですが、メッセージへの返信はなかったです。

 

 

薬ってね…

 

「薬は使い方を間違えると毒になります」というのを聞いたことがあるのではないでしょうか。

薬に副作用があるのは、よく知られています。

 

それだけではなく、ハーブや和漢薬も副作用もあれば禁忌もあります。

 

ハーブは道端の植物を摘み取ってやさしくお部屋に飾るので、毒なわけないというイメージがあります。ついでに西洋のめっちゃケミカルなお薬と比べると和漢薬は優しそうですよね。

 

いやいやいや汗

 

植物にも毒草がありますよね。

 

そしてなんらかの成分は、毒にも薬にもなりえるというのは、だれもが知るところです。

 

ついでにいえば「人間には無毒だけど猫には毒」「猫には無毒だけど人間には毒」「犬には無毒だけど猫には毒」という成分もごまんとあります。

 

コアラを思い出すとわかりやすいかもしれません。コアラがむしゃむしゃ食べているユーカリの葉は、我々にとっては毒です。有名な話です。ユーカリのアロマオイルがありますが、使い方を知らず飲んだらアウトです。

 

 

植物ってね…

トリカブトという植物が毒草だというのも有名です。

でも、和漢薬の材料に使われていてとてもよく効きます。病院では鍵付きの引き出しにしまわれていますが…。

 

こんな話ばかりなんでしているかというと、植物が安全安心という幻想を吹き飛ばしたいからです。ハーブの中に猫に絶対触らせてはいけないものもあります。

 

「お薬は和漢、西洋薬を問わず、正しく使いましょう」といいたかったのでした。

 

ペットのいるご家庭は、使うお薬や殺虫剤などはよく調べてから使いましょうなのでした。

 

ドラッグストアのお薬担当の資格持ちだったことのある私からの提案でした。

 

 

それにしても

それにしても、あのアカウントさん、返信くらいしてくれてもいいのにね。

まあいいか。