古い話をむせ返すことになるかもしれませんが、今年の高校野球の決勝戦は、京都国際髙が関東一髙を破り優勝したとのことです。私は見ていなかったのですが、延長タイブレークの末の決着だったということです。

 

 

しかし、決勝戦でもタイブレークありなんですかね?

 

高校野球のタイブレークは、あくまで次のラウンドに進むためのルールにはないやむなき必要悪の手段ですよね。

 

ところが、決勝戦はもう次の段階はない。それならタイブレークは必要ないのではないか?通常の延長戦をやるのがスジではないでしょうか?

 

野球のルールでは、9回裏表終了時で同点の場合には決着がつくまで裏表回を続けることになっており、アメリカ大リーグではその通りに行われています。やむなく中途終了になった場合は、後日回を続けて行っています。

 

高野連は2000年からは延長15回までに制限、それを超えた場合は後日(翌日)再試合というルールに変更されました(それ以前は18回)。それにのっとって、2006年夏の決勝の早実vs駒大苫小牧は延長15回1-1で再試合(早実優勝)となったわけですが、さすがに翌日またフルタイムの試合を行うのは、健康上も負担が大きすぎます(斎藤佑樹は計24回一人で投げ切って勝者となったが、そのため肩を壊してプロでは成功しなかった?)。

 

だから、決勝戦に限っては延長15回までやってそれでも決着がつかなければ延長タイブレークというのいかがでしょうか?

 

 

タイブレークというのは勝者を決める最後の手段と考えるべきではないでしょうか?

サッカーワールドカップ決勝戦においてもPK戦が行われるますが、それは90分の戦いの後、30分の延長線を行い、それでも決着がつかなかった末の必要悪です。

 

ちなみに、冬の高校サッカーでは、決勝までは同点の場合は延長なしの即PK戦。決勝のみ延長PK戦と使い分けています。