こんにちは。

行徳の訪問マッサージ師　田口です。

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先日、ある患者さんから質問されました。

「病院で『膝が変形している』って言われましたが、私の足は大丈夫でしょうか？」

膝が痛くて、病院で診てもらったようです。

医師に言われた”変形”という言葉が印象に残り、不安になったようですね。

私は思い当たる節があったので患者さんに聞き返したところ、やはり思った通りでした。

膝の痛みの正体は、『変形性膝関節症』（へんけいせいしつかんせつしょう）でした。

聞いたことがなかったら、少し驚く言葉の響きかもしれません。

でも「軟骨がすり減った」と言われたら、わかる人も多いことでしょう。

この状態は、変形性膝関節症のことなのです。

膝関節は、太腿の骨と脛の骨がぶつかる場所に存在します。

両方の骨が直接当たれば、想像するだけで痛そうですよね。

その衝撃を和らげるために、太腿の骨と脛の骨との間に存在し、クッションの役割をしているのが軟骨なのです。

みなさんの家にある椅子には、座布団やクッションを置いているかもしれません。

いわば人のお尻が太腿の骨に相当し、椅子の座面が脛の骨に相当します。

長年毎日座っていると、クッションの表面が傷んできませんか？

カバーが薄くなったり、破れたりすると思います。

同様のことが、膝の内部でも起こっています。

両膝には体の膝から上の重さが、常にのしかかっています。

その連続で、軟骨の表面が傷んでくるのです。

「傷んでくる」状態を具体的に言うと、表面がささくれだったり、すり減ってくることです。

これが神経に触れて、痛みとなって表れます。

ある程度の年齢になると、出てきやすくなる症状です。

ただ残念なことに、すり減った軟骨は元に戻りません。

痛みが酷くならないよう、うまく付き合っていくしかないのです。

そのために、少しだけトレーニングが必要です。

膝のすぐ上の、太腿の筋肉を鍛えるのです。

トレーニングと言っても、やり方は簡単です。

椅子に深く座った状態で、膝から下を前へ蹴るだけです。

ここの筋力をつけることで、膝への負担を減らすことができます。

また意外に思うかもしれませんが、”がに股”も膝を痛める原因になり得ます。

この歩き方は、実は膝の内側に重心が偏るため、膝を痛めやすいのです。

ですので、できるだけつま先を真っ直ぐにして歩くことも、予防やリハビリに大切なことなのです。

そのためには、ここを意識したいものです。

早くから予防して、膝の負担を減らしてあげてくださいね。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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市川市　行徳　脳卒中のリハビリ専門治療院

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