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脳梗塞を発症したYさん(50代男性)は、右片麻痺(かたまひ)の後遺症がある患者さんです。
先日、Yさん宅へ訪問した時のことです。
ベッドに座るYさんが、リハビリを始めるために横になりました。
横になった瞬間、すぐにまた飛び起きました。
右足のふくらはぎを押さえて、苦悶の表情をしています。
実はYさんは脳梗塞の後遺症で、言葉を発することができません。
しかしその身振りと表情で、何が起こったかは想像がつきます。
「足がつりましたか?」と聞くと、Yさんがうなずいています。
すぐにYさんを寝かせて、ふくらはぎの筋肉を伸ばしました。
数十秒後、YさんからOKのサインが出ました。
その様子を見ていた奥様から聞かれました。
「寒くなると主人の足がよくつるんだけど、足がつるって夏に多いものじゃないの?」
足がつる原因は、以下のことが考えられます。
①筋肉の疲労
②運動不足による血行不良
③冷えによる血行不良
④水分不足または電解質の異常
④の『電解質』とは人の体の成分であり、筋肉が動くためには欠かせません。
この電解質は、発汗や排尿・排便で体外に排泄されます。
夏によく『熱中症』と報道されているのは、暑さで汗をかき、電解質を多量に失った結果ですね。
ですので”足がつる”という現象は、夏に多発する印象があるかもしれません。
Yさんに限らず、脳梗塞や脳出血の患者さんは、②の運動不足になってしまうことは明白です。
また、冬の気象状況にも原因があります。
足がつるという現象は、筋肉が縮む方向に作用しています。
冬は冷えることから、筋肉が縮みがちになっています。
加えて日本の多くの地域ではこの時期、空気が乾燥します。
乾燥する気候の影響で、私たちが思っている以上に、体から水分を奪われているのです。
夏は暑くて喉が渇くので、自然と水分を摂る機会が多くなります。
冬は寒さの影響か、体があまり水分を求めませんよね。
知らず知らずのうちに水分を奪われながら、あまり補給しないまま過ごしているのです。
つまり冬は、上記の4つの原因のうち3つも該当するのです。
むしろ夏よりも足がつりやすくなると言えるかもしれません。
冬こそ、水分補給を心掛けたいものです。
乾燥する気候が原因とは、冬ならではの理由ですね。
「冬ならでは」というものは、他にもあります。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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