こんにちは。
行徳の訪問マッサージ師 田口です。
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私は『訪問マッサージ』という名称の仕事をしています。
しかし、いわゆる”揉む行為”はほとんど行っていません。
脳卒中後のケアとして、揉んだだけで何か変わるとは思えないことが理由です。
その代わり重視することの一つが、筋肉をゆっくり伸ばす『ストレッチ』です。
脳卒中の患者さんは後遺症の影響で、うまくご自分で体を動かせないことがあります。
筋肉は動かさなければ硬くなる傾向があります。
筋肉は基本的に骨と骨とをつないでいるため、最低一つは関節をまたぐようにして存在します。
そのため筋肉が硬ければ、関節の動きまで硬くなってしまいます。
ですので、筋肉をしっかり伸ばすストレッチは大切なことなのです。
例えば太腿の裏側を伸ばすには、こんなストレッチが代表的です。
このとき、私が足を患者さんの頭の方へ上げれば上げるほど、太腿裏の筋肉は伸びます。
筋肉が伸びることは引っ張られることを意味するので、その分痛みを感じやすくなります。
痛みを感じる足の位置は、個人差が大きいものです。
足の上がる位置は、その人の柔軟性の目安になりますね。
上がれば上がるほど「柔らかい」とされ、あまり上がらなければ「硬い」という認識になります。
一般的には、「体は柔らかい方が良い」とされています。
そのため患者さんによっては、多少無理をしてでも、筋肉を伸ばそうとする人も見られることがあります。
また、「痛みに耐えることもリハビリだ」と思っている人もいます。
こうした考え方は、逆効果です。
その理由は、人が痛みを感じる場面を想像するとわかります。
例えば、今まさに注射をされるとします。
針が腕に刺さる瞬間は緊張しますし、刺されると痛みも感じます。
その瞬間みなさんの体は、ダラッとした状態になりますか?
一瞬息を止めたりして、体に力が入った状態になるはずです。
つまり、痛みに対する体の反応としては、筋肉が縮む方向に作用するのです。
ストレッチの目的は、筋肉を伸ばす方向に作用させ、柔軟性を高めることにあります。
痛みをこらえて縮む方向に作用させてしまっては、本末転倒です。
無理して柔軟性を高める必要はありません。
あまり伸ばせないからといっても、気にすることはないのです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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