こんにちは。
行徳の訪問マッサージ師 田口です。
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私が訪問リハビリに伺っている患者さんは、ほとんどが脳卒中を発症した患者さんです。
脳卒中という言葉は病名ではなく、『脳梗塞』・『脳出血』・『くも膜下出血』の総称です。
私が訪問する患者さんのうち、たばこを吸っていた人の割合は80%以上です。
たばこを吸っていた患者さんに1日当たりの喫煙本数を聞くと、だいたい同じです。
「2箱(40本)以上は吸っていた」
こうしたことから、やはり喫煙は、脳卒中の大きなリスクになると感じてしまいます。
下のグラフにも、それがよく表れています。
このグラフは、非喫煙者を「1」としています。
その場合に、喫煙本数によって脳卒中を発症するリスクの高さを表しています。
見てわかる通り、1日の喫煙本数が増えるごとに、脳卒中を発症するリスクも増していることがわかります。
喫煙が体に与える直接の害は、血液の流れを悪くすることです。
たばこは基本的に、煙の成分である一酸化炭素を吸っています。
一酸化炭素を吸うことにより、体には悪影響が及ぼされます。
血液は人の体を巡って、栄養を運びます。
血液の成分の一つに『赤血球』があります。
この赤血球の中には、『ヘモグロビン』というたんぱく質が存在します。
ヘモグロビンは、酸素と結合する性質を持っています。
そのため血液内には、酸素と結合したヘモグロビンが存在しているのです。
一酸化炭素は、その働きの邪魔をします。
なぜなら、一酸化炭素は酸素の200倍以上の強さで、ヘモグロビンと結合するからです。
強い結合の力で酸素を排除し、その代わりに一酸化炭素が体内を巡ってしまうのですね。
体の細胞や筋肉は、酸素を必要としています。
しかし喫煙によって、本来は酸素が運ばれるべき場所に一酸化炭素が来ることになります。
そのため、細胞や筋肉は酸欠状態になってしまいます。
体内ではこの状態を改善するために、ヘモグロビンと酸素を結合させる分を確保しようとします。
そして、より多くの赤血球を作るようになります。
赤血球が増えることで、酸素が回るだけなら良いのです。
ところが数が増えると、赤血球は形を変形しにくくなったり、 赤血球同士で集まりやすくなります。
その結果、血液の粘度が増すのです。
粘度が増すということは、「ドロドロ状態」だということです。
この状態でたばこを吸い続けた場合、どうなるでしょう?
新たに作り出した赤血球も酸素ではなく、また一酸化炭素と結合されてしまいます。
すると体はまた、より多くの赤血球を作るようになります。
この繰り返しで、血液ドロドロに拍車をかけるようになるのです。
ドロドロ状態の血液は、血の塊である『血栓』を作りやすくなります。
血栓のほとんどは、体内を巡る途中で溶けてしまいます。
しかし溶けずに頭まで運ばれて、細い脳の血管を塞いでしまうことがあるのです。
こうして、脳梗塞を発症することにつながります。
脳卒中を発症すると、多くの場合に後遺症が残ります。
改善のためには、リハビリが必要となります。
脳卒中はリハビリをがんばるよりも、予防する方がはるかに楽なものです。
その予防の第一歩として、禁煙することをお勧めします。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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