こんにちは、行徳の訪問マッサージ師 田口です。
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『腰部脊柱管狭窄症』を患っているUさん(80代女性)は、時々ひどい足のしびれに襲われます。
これが不意に起こることがあるので、とても厄介です。
人の首から腰にかけての骨は、円柱状の積み木が重なっているようなものです。
首から腰にかけての骨を総称して、『脊柱』と言います。
脊柱も、首は『頸椎』、胸(背骨)は『胸椎』、腰は『腰椎』と、それぞれ分かれています。
1個1個の円柱状の骨には、神経の束が通る穴が開いています。
この穴は、『脊柱管』と名付けられています。
脳から下半身へつながる神経は、この脊柱管内を通ります。
何らかの要因で、脊柱管が狭くなってしまうのがこの病気です。
脊柱管の狭くなった部分が、中を通る神経に触れて刺激します。
そのため、刺激された部分から下の箇所に、痛みやしびれが出るようになります。
痛みやしびれがひどいときには、歩けなってしまうことがあるほどなのです。
先日、Uさんがトイレで用を足していた時のことです。
便秘気味なこともあり、いつもより長くかかってしまいました。
なんとか終えて立ち上がる際、強いしびれに襲われたのです。
しばらくまた、トイレに座り込んでしまいました。
そこでご主人の手を借りようと思い、トイレから呼びかけました。
ご主人は家の中にいたのですが、耳が遠いため、Uさんの声が聞こえませんでした。
それでも何度か呼びかけていると、トイレの前に飼いねこがやってきました。
「どうかしたの?」とでも言うように、「ニャー」と鳴いたそうです。
そこでUさんは、「じいちゃんを呼んできてくれ」とねこに話しかけました。
するとこのねこはご主人のところへ行き、激しく鳴きました。
いつもと違うねこの様子に、ご主人はなんとなくUさんのことかと感じました。
そして今度はご主人が、大声でUさんを呼びました。
すると、トイレから声が聞こえました。
そこでUさんの様子に気付き、慌てて車椅子を持ってきて乗り移れたのでした。
普段からご夫婦に可愛がられているねこなので、雰囲気で言動がわかるのでしょうか。
大事には至りませんでしたが、ねこがピンチを救ったと言っても過言ではありませんね。
このように脊柱管狭窄症では、突然に痛みやしびれが起こることがあります。
多くの場合は予測しづらいのですが、痛みやしびれが起こりやすく、避けるべき動作も存在します。
以前に「この動作は避けてくださいね」と、Uさんに注意を促していたのです。
すっかり忘れていて、つい行ってしまい、強いしびれが出てしまったようです。
くれぐれも、気を付けてくださいね。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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