私は、あのすぐ裏手に住んでいて、いまでも時々通りますので、本当にショックでした。
事件の後、TVであるカウンセラーさんのプロセスに私は、はっとしました。
そのカウンセラーさんは、ブラック企業過剰労働の末、睡眠障害からうつに、そして仕事も家庭も失います。
さらに自主退職を促した人事担当のひと言で
彼は連続殺人をしようと思います。
退職手続き後、人事担当者はこういいます。
「自殺しないでよね」
なんて心のないことばでしょう。
心の弱っている彼に、身勝手なことば。
悪いのは彼でこちらに迷惑かけないでよね。
そうあからさまに様に言っていますよね。
そのあと彼は自分のいた会社を襲撃し、誰を殺すか計画まで立てたそうです。
そのときに通っていたセラピーで、カウンセラーさんが言ったひと言で、彼は殺人をやめます。
それはおめでとう!
会社も自主退職させられ、妻も子供も出て行きました、私には何もなくなりました。
そしたら、そのカウンセラーさんが
おめでとうございます!よかったじゃないですか。何もなくなったらこれから積んでいけばいいんだから。
なんとすっとんきょうな励まし、と思いますが、彼は救われ、さらにカウンセラーを目指します。
実は私もおめでとうに救われた経験があります。
今から20年ほど前、育児ノイローゼ寸前で、出会った母親教室の先生です。その先生もいつも「おめでとう」と言ってくれました。
この話はまた後ほど。
簡単だけど心のある言葉。
「おめでとう」
たったそれだけの言葉で
尊い命を救うことができる。
たったそれだけで、自己承認につながるんですね。
自己承認は自分を愛する第一歩。
自分を愛する人は他人を傷つけたりしません。
そんな自分は愛せなくなるから。
亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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