親父とわんこ | 夢千代日記

親父とわんこ

 先月、11日は親父の納骨だった。

 生前、親父はわんこが大好きだった。自分とは、ほとんど会話はないが、ワンコたち実家に預けると機嫌よくワンコたちと話していたと母が言っていた。


 千代家にはお墓がなかったので、親父が入院して容態が悪くなった頃、手紙を書いて、旅立った後はお墓を作るので、るんだたちと一緒のお墓入ってなぁ。と伝えた。


 るんだ・ガメラ・ アクセルの3ワンコの遺骨は家に置いていたので、親父と一緒のお墓に入れてあげた。

もう家には、遺骨はないので少し淋しい気持ちはあるけど、きっと親父と一緒に居て喜んでくれていると思う。

 生前、何一つ親孝行してなかったし、ましてろくに会話もなかったので後悔はあったけど、親父のお墓を作ることで、そのわだかまりが少しなくなった。墓石の前なら、色々と本音の話しもできると思う。

 自分もいつか旅立つので、その時は、向こうで親父といっぱい話したい。そして、またワンコたちと一緒に遊べる。そんなことを思っていたら、へんな意味じゃないが、なんだか楽しみが一つ増えたかな。

 

 親父の遺品の一つで書道の作品があったので、それを会社に貼っている。良い言葉だとつくづく思う。自分も、この言葉の意味のようなことを子供たちにしてあげないと思う。