ちさうさのブログにご訪問ありがとうございます虹

 

 

 

いまさら何を?ではありますが、

 

タイトルの通りだなあと、しみじみ思います真顔


 

ピアノ以外で考えると、


子どもの習いごとって

(お勉強をのぞけば)

 

その場でたくさん練習して、じゃあまた来週バイバイ、と

 

 

レッスン時間=練習時間

 

 

なことが多いのかなと思います。

 

もちろん、どの習い事でも復習した方がいいに決まってますが、

 

日々の自主練が必須かと言われると、


そこまでない気がします。

 

 

 

以前、生徒さんのお母さまと、

 

スキーやテニスなどは

 

ブランクがあって、久しぶりに再開しても

 

全くできなくなるってことはない。

 

でも、

 

ピアノは驚くほど弾けなくなるのは、なぜ?


子どもの頃習ってたけど、


今は全然💦っていう人が山ほどいるのは、なぜ?

 

と、あれこれ理由を考えたのですが、

 

 

求められる運動の精度の違いだろう

 

 

という結論になりました。

 

もちろんプロスキーヤーやテニスプレイヤーともなると

 

ミリ単位の世界だと思いますが、

(スキーもテニスも詳しくないので、うっすら想像するしかないですが)

 

ピアノは習いたての子どもでも

 

 

ミリ単位のコントロールが必要です

 

 

しかも、場合によっては

 

生まれてまだ何年かの、小さなかわいい指先であせる

 

 

 

 

 なので、


レッスンで教えてもらったときはできても、


日常生活では

 

そんな精度で指を動かす必要はないですから、

 

復習しなければ、必要ない機能として淘汰され、

 

次のレッスンでは振り出しに戻ってる…

 

ということが、当たり前にあるわけです。

 

 

 

楽譜を読む作業も同じです。

 

例えば有名な「エリーゼのために」

 

出だしの有名なメロディーはシンプルで、

 

ピアノを習ってなくても、なんとなく弾けたりします。

 

これを一般的なテンポで弾いたら、

 

5秒程度の間に音符が25個でてきます。

 

単純に言うと、1秒に5個ずつ音符を読むことになります

 

ちなみに、ショパンの黒鍵のエチュード冒頭が1秒に音符25個。

今たまたま開いていたシューマンの交響的練習曲のフィナーレ冒頭が、30個です。

 

 

音符を読むとは、

 

5本の横線のどこに音符が引っかかっていて(音高)、

 

どの長さで弾けばいいか(音価)

 

を読み解くということです。

(実際にはダイナミクスやアーティキュレーション等、その他の要素もたくさんありますよ)

 

なので、下からド・レ・ミ・ファ…と数えていたら間に合うわけもなく、

 

条件反射的に見分けられるようになる、

 

いわゆる

 

模様読み、パターン読み

 

ができるようになる必要があります。

 

 

 

例えば、ひらがなを読むときに

 

まず横棒があって

 

その次に縦の棒があって

 

斜め右から、斜め左に斜線を引いて

 

そのまま半円でぐるっと回って…

 

ああ、「あ」か…。

 

と読む人は少ないと思います。

 

ぱっとみて、形で判断しますよね。

 

楽譜も同じです。

 

5本の線のどの高さに、どんな色(白黒)と装飾(旗•棒•桁•付点など)で、


どんな間隔で並んでいるかを、

 

模様として高速で読んでいます。

 

読むだけではなく、

 

体(特に指、手首、腕、足)に瞬時に命令を出しています。

 

さらに言うと、読んだ模様をもとに指が動いているとき、

 

目はその少し先の音を読んでいるので、

 

目で見ている音と、耳が聞いている音には

 

タイムラグがあります。

 

 

 

で、これを意識せずにできる状態、

 

つまり 自動運転 まで持っていけると、

 

弾くことがとっても楽になります。

 

そして、どんなパターンにも瞬時に対応するためには

 

膨大なパターンをインプットしておく必要があります。

(ネット検索と同じで、情報が多いほどヒットしやすい音譜



ですが、日常生活に楽譜を読むことなどないので


こちらも復習しなければ


あっという間に淘汰される機能ですあせる

 

 

それをレッスンの中だけでやろうと思うと

 

週5日くらいは通うことになるかしら(笑)

 

 

 

 

来てもらっても全然かまわないのですが、

(週に複数回レッスンがある習い事も多いですよね)

 

忙しい生徒さんたちには現実的じゃないし、

 

レッスンで、きちんとした方法を教えるから

 

自主練で定着させてきてね。

 

そして、正しく身についたかチェックさせてねウインク


そしたら、次のことを教えるね♪

 

というのがピアノのレッスンなんだろうと思います。

 

 

 

なんとも難儀な習い事ですが、

 

今も昔もピアノを習う人が絶えないのは何ででしょうはてなマーク

 

生徒さんたちは

 

今日もその難儀と戦っています炎

 

がんばれー!!

 

 

 

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