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メンタルの弱い旦那
やんちゃな息子2人、老犬一匹をつれて
認知症の母と少し偏屈な父と同居開始
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母はお花が大好きだ
私が小さかった頃から
庭に咲いているお花を摘んでお部屋や玄関、トイレにまで飾っていた
その頃は、それがあたりまえで何も思わなかったけれど
結婚して実家をでると、それが、すごいことだと実感した
お花に合う花瓶に挿して飾り
毎日、水を交換する
お花が枯れれば、それを捨て
また新たなお花を庭から摘んできたり買ってきたり
忙しい毎日で、お花にまで手間暇をかけていた母はすごい
そして、私が今の年齢になって分かる
お花の癒やしのパワー
一輪のお花が飾ってあるだけで、部屋が明るくなる
母はそうやって
家族のために居心地の良い家庭を作ってくれていたのだろう
そんな母は
認知症になってもお花が好きだ
というより、認知症になってからの方が
より一層、お花が好きになったように感じる
恐らく認知症により
周辺の状況が理解出来なくなってきて
わかりやすいお花や鳥に目が行くようになったのだと思う
先日も母と近所をお散歩していると
庭にピンクのお花が咲いているお家があった
「この花きれいでしょ」と母がニコニコと見ているので
「キレイだね〜」と一緒に眺めていると
「持って帰ろうかしら」と母が言った
私は久しぶりに母の冗談が聞けたことが嬉しくて
「持って帰っちゃう?」と笑いながら母の方を見ると
母は本気の顔をしてお花に手を伸ばすところだった
あ!これは冗談ではなくて本気の方だ!
私は慌てて母を止めた
「お、お母さん、これは、こお家の人が大切に育ててるお花だから、とっちゃ駄目だよ」
と言うと
「あら、そうなの」と残念そう
認知症になると
やって良いこと、悪いことの判断が出来なくなるんだなと
つくづく実感した
目の前にあるお花がとってもキレイ
家に持って帰りたい
そんな感情は正常だし素敵なこと
ただ、普通はそこに”理性”が働き、善悪を判断する
それが出来なくなるのが認知症である
もし、このとき母が一人だったら
人の家のお庭にキレイに咲いている花を折っていたかもしれない
そう思ったら、背筋がゾクリとした
↓母の徘徊がはじまったときの記事
1.我が家の行方不明事件 ★アメトピ掲載