先週、開催いたしました「宮田琴 金工展」にはたくさんの方にご来場いただきありがとうございました。
可愛らしさ、素晴らしさの溢れる作品に皆様にはお楽しみいただけた事と思います。
寒い日々でしたが足をお運びいただきありがとうございました。
さて、今日は歳時記をご紹介させていただきます。
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歳時記 NO.36
千利休は椿を愛し、とりわけ白侘助を好んだと言われています。
美しい花と艶やかな葉の椿は昔は「艶葉木」と呼ばれていたものが、いつしかツバキと呼ばれるようになったそうです。
花が落ちる事から武士は好まなかったそうですが徳川秀忠が好んだ事から庶民にも馴染みの花になったとか。
また椿の実から採れる油は「椿油」として平安時代から食用や化粧品、また不老長寿の薬としても重宝されていたとのこと。
木製で出来ている奈良の大仏様はひび割れを防止する為に昔は椿油で手入れをされていたそうです。
椿の図柄のお道具で一服いかがでしょうか。
橋本紹尚 横軸「聴雪」寒椿の図
藤野貴則 「釉描色絵磁器白椿茶盌」