タイトルで猫100匹被れたかもと書いてしまいましたが、
そうそう簡単に猫を被った訳ではなく、
沢山のことを諦めて、全ての時間を宝塚受験の為だけに使い、
努力を重ね、猫を100匹被ったというか
猫になったというか
頑張ってそれくらい変わることが出来たからこそ、
合格という切符を頂けたのかなと思っています。
37.6倍という難関を見事突破することが出来ました！！！パチパチ
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第 10 話 「やる時はやるよ！やらないことはやらないけど」（大転機） ①宝塚らしさ
第 11 話「マイ・フェア・レディの生活〜客観視出来た時に変われた〜」 ②宝塚面接
第 12 話 「技術UPするための3つのポイント」 ③歌やダンス
第 14 話 「男性ホルモン打っちゃだめ〜」〜容姿端麗×9つの美肌作り〜
今宝塚受験生のダンス講師を同期の初嶺麿代のスタジオで担当させていたいていますが、
いつも原点に戻らせていただき、大切なことを思い出し、逆に教えて貰ったり、
苦労したからこそ、伝えることが出来ると思っています。
簡単に手に入らないことは、その時は辛いけど、
必ず何年が後に苦労した分のアドバイスを 誰かにして上げられるのかなと思います。
合格出来なかった子は暫くは苦しいと思いますが、必ず意味があるので、
自分の力を信じて下さいね。
豆知識
宝塚受験内容
大切なポイント
素質や個性、才能、可能性
面接では、容姿、口跡、動作、態度、華やかさ等、宝塚歌劇の舞台への適性
①大切なこと
私は宝塚らしくなること。面接にとても苦労をしました。
スクールではダンスの担当なのですが、オーラ、エネルギー、らしさ、印象。
これを宝塚に合わせないと絶対にダメなので技術ではないことを大切にしています。
私服。レッスン着。しゃべり方。声。仕草。笑顔。愛嬌。
これを徹底して見直していただきたいです！！！
②マイエピソード
人前で泣いたら格好悪いと思っていたので、家に帰り部屋で、上手くいかない自分に落ち込み、
悔しくて良く泣いていました。（今はかなり涙腺弱いです
）
受験直線に
「もう出来ない。もう止める。」
大泣きして希恵先生に伝えたことを良く覚えています。
声楽の先生に凄く叱られて、上手く喋れなかったからだったと思いますが、もう限界まで気持ちが追い込まれていたのだと思います。
希恵先生に
「本当に良いんだな、止めるなら良いんだぞ。よく考えてこい」
そう言われ、暫く泣いていました。
宝塚なんか反対だと言っていた父からも、
「そんなんだったらやめろ！！！」
と言われ大泣き。
母が土下座して父に
「チャレンジさせてあげて下さい」
そうお願いしてくれたことを鮮明に覚えています。
希恵先生も、父も
甘ったれるな、そんなんだったらやめちまえ！という愛のムチだったなと思います。
好きなことを仕事に出来る人って
世の中にどれくらいいるんでしょう。
好きなことが自分の最大の武器だと思うので、
頑張れるのか、実力があるのかしっかり向き合って、
好きでなくても苦手な部分としっかり向き合った下さいね。
宝塚に限らず、チャレンジすることを楽しんで欲しいなと思っています。
③合格発表エピソード
そしてそして合格発表前日。
星組を観劇しながら（「紫禁城の落日」だったと思います）
あ〜、ダメだったら宝塚の立つことが出来ないのかと不安が溢れだし
ずっと泣いていました。
一人ホテルで
絶対大丈夫！
あ〜ダメだったりして
これの繰り返しで生きた心地しないんですよね。
高校2年だけ受験を許して貰い
3年は大学受験しろと父に言われていたので、最初で最後の受験だったんです。、、、
合格発表の当日。
自信があり強気だった私も流石に怖くて怖くて、、、
角を曲がれば校門の入り口！
怖くてその角が曲がれなくてね。
「見れないから先生見てきて。」
なんて言ってしまったのを覚えています。
見てきて貰ったのか記憶が定かではないのですが、
私の名前が
ちゃんと書いてあったのです。
嬉しくてボロボロ泣きました。
今こうやって、出来事と向き合ってみて、
どれだけ宝塚に受かった嬉しかったか、幸せだったか、楽しかったか。
沢山の感謝の気持ちが沸いて溢れて来ました。
沢山の方の生きる喜びとなる宝塚。
沢山の方の夢を見ることが出来る宝塚。
華やかで格好良くて、綺麗で素敵で楽しくて。
退団してからどんどん宝塚の素晴らしさを感じています。
華やかな世界
ダンス、歌、音楽、煌びやかな世界が大好きです。
大好きが同じ沢山の方と繋がっていけたら、そんな幸せなことはありません
みなさま
ありがとうございます
次回予定 第16話 厳しいって聞いてないよ
ここから書くこと迷うな〜〜〜！
どこまで言っていいんだろうか。