緩和病院へ転院

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父は一昨日18日に、緩和病院に転院しました。

当日は朝9時半に、病院の患者相談員さんが手配してくれた介護タクシーが迎えに来ました。

座っていると痛みがひどくなる父は、車椅子ではなくストレッチャーに乗って移動する方法を選択。

今の父に我慢は禁物です。

病棟を出る時にはお世話になった看護師さん達がエレベーターに乗るまで見送ってくれ、主治医は車に乗るのを手伝うところまでしてくれました。

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父は声が出にくいながらも冗談を交えて皆さんとお話ししていました。

回復しての退院ではないのがなんとも残念ですが、、、
去年の春から皆様お世話になりました。



転院先は少し離れた町の総合病院に併設されている緩和ケアホームです。
13年前に県内初めてのホスピスということで建てられた所です。

移動はスムーズで、30分ほどで転院先に到着した父は車の振動などでも特に痛みを感じることもなかったようです。

暖かく穏やかなお天気で良かった晴れ

病室に入ってひとまず落ち着いて、姉と私は新しい主治医と担当看護師さん、師長さんとカンファレンス。

主治医は先日面談した医師です。

改めて今の父の状態や、家族の考えなどについて話しました。

父の病状、、、
今までの病院では余命3カ月ほどと言われましたが、今の父は余命がひと月くらいで表れてくる、食べられないなどの症状が出て来ているということで、数週間かもしれないと言われましたショボーン

あぁやっぱり、と思いました。
胸がズキンとしますが、今の1日1日を大切に覚悟を決めて、色々心も物理的にも準備をしなければならない時期に来たのだと改めて思います。

お正月明けにいきなり入院して、当初は坂道を転がり落ちるように容態が悪くなる父に気持ちが動転しましたが、この2週間で私達家族も気持ちが少しずつ整理されて来た気がします。


正月明けの入院時から栄養点滴を日に2本しており、数日前からは若干脱水気味ということでさらに1本追加されていましたが、これからは点滴は1日1本にするそうです。

その方が体への負担が少なく本人が楽、水分を入れすぎると身体が処理しきれずに浮腫や胸水・腹水が出やすくなるから、という理由です。


一年前夫の時も、緩和病院で同じことを言われたな、、、


これまで痛み止めの頓服を含め錠剤で飲んでいた薬は、皮下に細い管を入れてそこから入れることになりました。

フェントステープはこれまでと同様に貼りつつ、皮下に入れる薬の量の調節をしながら様子を見ていくと。

これまで薬を飲むためにベッドに座っていましたが、動くと痛みが増すし体力も使っていたのが、これで少し楽になるはず。


父は日によって、また時間によって調子の良い悪いがありますがこの日は転院の興奮もあってか、調子は良さそうでした。

ただ、ちょっと混乱していたのか、点滴されていることについて「こんなのを付けられてると散歩も何もできない」とちょっと怒ったり、私が実家から持って行っていた父のクラシック音楽のCDのセレクトがお気に召さないようで、「たくさんCDがあるのにこんなの持ってきて!」って文句言ったりしてました。

だって、どの曲が聴きたいかよくわからないし、そもそもどのタイトルがどの曲かが私にはほぼわからないしニヤニヤ

文句言うなら小田さんの曲ばっかり聴かせるぞ!口笛

転院先では特別室に入りました。

特別室だから空きが早く出て、早く転院できたようです。

師長さんに「特別室に入っていただいてありがとうございますニコニコ」って言われました。

っていうか、特別室ってあんまり稼働してないのかもしれない。

部屋に付いているミニキッチンの水が出なくて、営繕の人に来てもらったし。

でも父の残りの持ち時間を考えると、早く緩和ケア病院に移れたのは本当に良かったと思います。


この緩和ケア病院は個室ばかりの20室で、そのうち半分が差額ベッド代が必要の部屋です。

普通の有料部屋は税別8000円(1日あたり)。
無料の部屋と広さは変わらず、違いは部屋の日当たりやインターネットが利用できるかどうか程度のようです。

父の入った特別室は差額日額12000円。
高いけど、室内に和室やミニキッチンが付いていたり、冷凍冷蔵庫やソファベッドがあったり、大型テレビが見放題だったりでそれなりに値打ちはあります。

父が贅沢もしないでコツコツ堅実に働いて貯めたお金。
今父が自分のために使わないと。
ここは節約するところじゃない、と決めました。

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パンフレットなどには「田園風景」と銘打たれていますが、要するに田舎。
今の季節の田んぼは殺風景なのが残念です。
父の寝ている位置からは隣の病院施設の壁がよく見えるのですが、その壁のタイルが気に入らなくて父はブツブツ言ってました。

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トイレは室内にあるとはいえちょっと距離があるけど、父はポータブルトイレや尿瓶を嫌がり、痛くてもしんどくても車椅子に乗り換えてトイレに行きます。

トイレに行くとかなり疲れます。

点滴を入れているとトイレが頻繁で大変でしたが、それが3本から1本に減ったのでトイレに行く回数が激減しましたニコニコ



父が飲みたがっていたビール生ビールもここではOK照れ
ただし、家族が付き添っている昼間に限る、という条件つきですが。
早速一口!

美味しいけど今の父には冷たすぎるみたいですショック

この日父が食べたのは、アイスクリームを数口と、私が買って来たたこ焼きを2分の1個。

これでもよく食べた方です。

もう栄養とかのことは考えずに、好きな物を食べれば良いんですが、もうそんなに食べられないですね、、、

悲しいですショボーン


前の病院ではほとんど観なくなっていたテレビを久しぶりに自分でチャンネル変えて観てました。

痛みが出てくると早めに看護師さんに言って、皮下に入れる薬を追加してもらいます。

経口の薬よりすぐに効いてくるので楽なようです。

午後にレントゲン撮影がありましたが、レントゲンの機械を部屋に運び入れて寝たまま撮影してました。
これにはビックリびっくり


転院でバタバタするかと思っていましたが、この日はお見舞い客もどなたも来なくて、父と姉と3人でお昼からまるで家にいるようにくつろいでゆったりのんびり。

前の総合病院の病室の喧騒とは別世界で静かです。

こんな穏やかな日が持てたことに感謝❗️
願わくば、こんな日ができるだけ長く続いて欲しい、、、

この日私は夜9時過ぎまで病室に居て、父の家に戻って泊まりました。
実家の仏壇に手を合わせ、母と祖母の写真に話しかけて、父が明日も穏やかに過ごせるようにお願いしました。