実は、メンタルを病みました。
たぶん、もう大丈夫だろうと思います。
でも、この経験で、人間は結構簡単にメンタルを病んでしまうのだとわかりました。
【きっかけ】
きっかけは仕事です。
私は教員をしているのですが、様々な心労が重なったことが原因です。
身バレをするといけないので、事情ははっきり書けないのですが、
・はじめての新カリキュラムの運営で大変だったのに、年度末に、突然、頼りにしていた同僚に裏切られたこと
・教員不足の影響で、仕事のできない教師(多くは語れません・・・)が多くなり、その人たちのフォローのために負担が激増したこと。
・管理職にも見放されたこと
つまりは、生徒が原因ではないです。
【症状】
疲れているのに、1時間もすると目が覚めて覚醒→仕事は休めない(とにかく普通に働ける教員が足りないので)
の悪循環で、ふらふらしながら授業しました。
しかし、授業をするのはエネルギーが必要です。
そのエネルギーが全くでないのです。
授業中は一方的に話して、生徒の反応もみる余裕もありませんでした。
ついには、心臓がバクバクしてくるように。
息をするのが辛くなってきました。
マスクをしているせいかな?
と最初は思いましたが、
コロナで3年間マスクをして仕事をしてきてなんともなかったのに変だな・・と。
ここで「あ、私、病んでる」と気づきました。
動悸が激しく、このままでは死ぬかもしれない、という恐怖が襲ってきました。
【一日休んで精神科へ行った】
家族も「まま、やばいよ」と気づきました。
一日仕事を思い切って休みました。
そのことを告げたら、なぜか電話に出た管理職に笑われました。
(なぜ笑われたのかは不明)
精神科へ行ったら、話をしている最中に涙が止まらなくなりました。
医師は「で、どうしたいの?」
と。
私は休むわけにはいかないので、薬ください、と言いました。
「え?まだやるの?」的な反応でしたが、薬は貰えました。
【何度も療養休暇を取ろうと思った】
その後は休まず、仕事をしました。
使命感だけでなんとか仕事をしていました。
ここで私まで休んでしまうと、同じように必死で仕事をしている同僚(裏切った同僚もいますが、必死に仕事を守っている同僚もいました・・)にさらなる負担をかけてしまう、という気持ちが大きかったように思います。
怖かったのは、突然襲ってくる動悸と不安感でした。
急になぜか不安になるのです。
そういうときは薬を飲みました。
夜も薬がないと眠れませんでした。
このままでは仕事は続けられないかも・・・と。
私がこの症状になったのは3月後半だったので、次年度の担任等も決まっており、
休むと言いづらいなか新年度へ突入しました。
【直ることができたのは推し活のおかげ】
4月当初はまたまた激務。
でも、他の教員も激務に耐えているので、自分も頑張れてしまうのです。
こわいですね。
このまま大丈夫かな、と薬の手放せない自分のことを不安視していましたが、
一つどうしても行きたいライブが4月半ばにありました。
そのライブのために、ここでメンタルを完全にやられるわけにはいかない!
推しに会いたい!!
その気持ちが私を支えてくれていました。
無事、推しのライブへ行けたわけですが、その後、薬を手放すことに成功しました。
【睡眠が一番大切!】
自分がなんとかメンタル疾患から脱出できたのは、
1.理解してくれる同僚と家族の存在
2.自分の症状に早く気づき、適切な投薬ができたこと
3.推しのライブという楽しい目標があったこと
ではないでしょうか。
今回の件で一番感じたのは、睡眠がとれるということが精神の安定には最も大切であるということ。
当たり前のことですが、以前にもまして
早く寝よう、休みをとろう、休みはぼけっとしよう
と思うようになりました。
現代はいつなんどき「メンタル疾患」に襲われてもおかしくない時代。
身をもって体験しました。