2025年7月季節の注意点を更新しました。
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季節の注意点音声バージョン(youtube)
温度・湿度上昇、熱中症・冷え、カビ・ダニ、食中毒・低気圧優位(酸欠)、脂質・炎症
5月病より深刻なのは6月からの・・・
5月GW明けから徐々に夏モードに入っていましたが、6月に入ってすぐ皆さんの体調がガタつき始めました。
そこで当院の病理モデル「脱水」⇒「貧血」⇒「骨粗鬆」⇒「病理」に添ってご自身の現在地を確認すると共に、最優先すべき施術そして栄養素の過不足のチェックを毎回行い、これから来る太陽磁場最大級の夏に備えて、想定外を想定内にするための準備を一人一人が意識しておきましょう。
脱水に必要なのは水じゃなくてタンパク
まず一番重要なのは「脱水」。脱水=水分不足と思っている方がほとんどですが、それは間違い。脱水=タンパク不足の結果です。
脱水という状況に関連する主な栄養素はタンパク・塩・糖・水ですが、糖と水は言われなくても皆さん摂っていますので、特に重要なのが「タンパクと塩」です。減塩は百害あって一利なしです。
肉・魚・卵・豆・乳といったタンパク源に対して問題があれば、まずそのアレルギー性をNAET®で除去し、それから夏の需要増に対して十分量(いつもの2倍を意識しておくといいです)を確保しておきます。
夏は食欲が落ちてアイスやかき氷・プリン・ゼリー・果物といった口当たりの良い甘くて冷たいものやそうめんをよく食べている、2倍もタンパクを摂れないという人は、魚が丸ごと入った化学調味料無添加の「ぺプチドスープを朝・晩大さじ2」を目安に使っておくと十分補給できるでしょう。
米を炊く際に1合につき大さじ1+塩を入れておくのもいいです。牛乳・豆乳・甘酒が問題なく摂れる人なら、水分補給としてほどほどに利用するのもいいでしょう。
塩は鉄を含んだピンク岩塩と今年の推しであるお守りにもなるクリスタル岩塩を併用しておきましょう。
暑くなったら気をつけたい貧血(冬も、寒くなったら…)
次に重要なのが「貧血」。
関連する栄養素は、脱水同様全ての栄養素を運ぶタンパク、そして鉄・ビタミンB・ビタミンC・トレースミネラルですが、やはり一番重要なのは「アレルギーのない鉄」ですね。
鉄に関しては阿蘇の土壌由来のリモナイト鉄サプリ(VOR)をお勧めしています。
このサプリはどなたにもアレルギー性をもたない(ということは安全性が高い)数少ないサプリのひとつです。
しかしタンパクが十分維持できていない人は粘膜も薄く、消化酵素も作れず、食事も十分に摂れませんから、VOR1個でも不快感があるという人はまず脱水解消(タンパク・塩の十分量確保)を優先し、タンパクが十分確保できたら徐々に試してみるといいでしょう。
生理のある女性などヘム鉄が必要な場合は、グラスフェッドレバーを材料としたものであればアレルギーがなければ1日1個までならよしとします。
鉄緑茶も美味しいと思う人にはいいです。
血液由来の黒いヘム鉄や安価で吸収率がよいとされるキレート鉄(フェロケル)は長期使用に対する安全性を担保できていないため、当院で基本的には勧めていません。
私自分の身体が使用しないと言っているものを、他人に勧めることはできませんので。
骨粗鬆脱出のためのトレースミネラル&Ca etc...
その次は「骨粗鬆」。
脱水・貧血・骨粗鬆でなければ、その先の病理になることもありません。
関連する栄養素は、トレースミネラル・カルシウム・ビタミンD3/K2(MK7)、そしてもちろんタンパク・鉄・塩も必須ですね。
トレースミネラルは鉱石由来の液体ミネラルをお勧めしています。
これもどなたにもアレルギー性を持たない数少ない製品であり、かつクリスタル岩塩同様のお守り効果もありますので、自分の細胞に常にしみ込ませておくためにもこまめに使っておきましょう。
軟水・火山灰地の日本において骨を丈夫に維持するためにはこれまでに挙げているタンパク・塩・鉄・トレースミネラルに加えて、カルシウム+ビタミンD3/K2(MK7)の3種をセット利用することが条件です。
D3はカルシウムが血中に入るために、K2は血中から骨にカルシウムが移動するために必要で、どれが欠けても骨を強固にすることはできません。
骨は全身を動かす筋肉に対する支柱ですから、支柱が安定していなければ重力に耐えられずに筋骨格だけでなく内臓にも神経系にも問題を起こす可能性があります。
日本人は栄養失調。あなたのフェリチン値は?
しかしこれらの栄養素を食事やサプリで摂ろうとしても口にできない人がだんだん増えています。
なぜなら現代日本において母親となるべき女性自身の栄養失調が深刻であり、子供の人生に関わる胎児期に大切な栄養素(特にタンパク・鉄=酸素・塩)を十分確保できていないからです。
1回の出産でフェリチン(貯蔵鉄)50ng/mL程度を失うため、欧米においては50~100ng/mL 以上のフェリチンがなければ妊娠の継続は許可されません。
日本の貧血基準は12ng/mLと低くかつ明確な指標もありませんから、低フェリチン状態のまま妊娠・出産した人は、産後の肥立ちが悪く、ひどい人ではしばらく寝たきりになりますし、腰痛・しびれ・めまい・産後うつ・パニック・イライラ・乳腺炎・膀胱炎・各種感染症・依存症・過敏症など、体調を心身ともに崩してしまう方も多くいます。
必要な栄養素が十分摂れていない事と、栄養素に対するアレルギー性(食べられない、もしくは食べられても消化・吸収・代謝できていない状態)の問題が、カロリー摂取はできているもののタンパク・ビタミン・ミネラルの足りない現代型の栄養失調・隠れ貧血を作り出し、女性とその子供に多くの病態をもたらしているのです。
闇雲に栄養素を追加しても❌な理由は…
まず改善すべきは栄養素に対するアレルギー・不耐性の除去です。
アレルギー検査において食品・花粉・ダニ・動物・カビなどの検査はできますが、基礎となる栄養素に関するアレルギー検査はありません。
栄養素に対するアレルギーがないのではなく、それを調べる術が現代医学にないから知らないだけなのです。
調べる術は今のところチャレンジテストもしくは筋力検査しかありません。
栄養素にも、そして栄養素を用いて人間の電力であるATPを生み出す発電所であるミトコンドリアにも、皆さんアレルギー性(=自分のエネルギーを下げる要素・自分の体と合っていない部分)を持っています。
そしてそのアレルギー性はNAET®なら解決可能です。
自覚症状で困っているのに病院の検査では問題なく精神科だといわれる、いろいろな医療・施術を繰り返すもすぐに戻ってしまう、栄養補給をして少し良くなったがそれ以上改善しない…、といった場合には、まず毎日の衣食住におけるアレルギー性の問題を解決したほうが、高額な検査や不要なサプリを使うよりも安全・確実な回復への近道となりうるでしょう。
2025年7月 季節の注意点 2/2▼へ続く
2025.07 増田カイロプラクティックセンター 斉藤



