防災グッズはもう殆ど揃えたので
なかなか新規購入品をご紹介する機会がないのですが
今回、久し振りに防災グッズを増やしました。
購入したのは、シャワーバッグ。
パッケージはパソコンのキーボードくらいで厚みは5cm程。
硬めの段ボール箱なので、そのまま収納はしやすいですね。
シャワーヘッドにオンオフのスイッチ付きで
子供でも使用しやすいかなと思い選びました。
ホースの長さは約57cm。
バッグ本体の大きさは、縦約60cm、横約41cm。
本体は塩化ビニル樹脂とポリエチレンで出来ていて、破れにくそうな印象。
浮き輪よりも分厚く、エアマットの素材のような感じ。
箱の中にはこのように折りたたまれて入っています。
バッグとホースは一体になっているので組み立ては不要ですが、ホースは引っ張ると簡単に抜けますので使用時には注意。(抜けてもすぐに元通りに挿せます。)
付属品は、110cmの柔らかい紐付きのフックのみ。
バッグの持ち手に結んで引っ掛け型にすることで、吊り下げることが出来ます。
広げてみると、大きく感じました。
10kgの米袋くらい?そんなイメージです。
容量は20ℓとなっていますが、20kgを持ち上げるのはかなりの力仕事ですし、そもそも庭に大きな木があるわけではないお宅では、吊るす場所に困りそうです。
ということで、ひとまず半分くらいの量を入れてみました。
ビニールプールの水抜き栓のような形の
赤いキャップを開けて、今回はホースで水を入れました。
実際の避難生活では、漏瑚を挿して入れた方が水をこぼさずに済みます。
備蓄のペットボトル水や給水車の列に並んで得た貴重な水なので、無駄にはしたくありませんね。
バッグの裏面は半透明なので
水位が目視できるようになっています。
丈夫さが気になる持ち手には
芯として硬いパイプが入っていますので
グラつきを抑えてくれます。
パイプの通し口があるので、
万が一割ってしまった場合でもホームセンターなどで似た物を購入して代用出来そうです。
そしてこの商品の機能として、私が最も気になるのは、太陽熱で水温めるという点。
真夏の炎天下でも、水のシャワーは冷たく感じるので、お風呂として快適にシャワーを浴びるにはそれなりの温度になって欲しいところ。
今朝10時に入れた水の温度は、約27度。
バッグの黒い面を上にして、このまま日向に放置すること1時間。
気になる温度は…
え⁉︎もう42度になる⁉︎
もっと時間がかかるかなと思いましたが、もう十分過ぎる温度ですね。
しかし、今は真夏。
冬のお天気でも1時間でこの温度になってくれたら嬉しいですね。(1時間と言わずとも、10時〜14時の4時間でも間違いなく助かります)
ちなみに、シャワーバッグの耐熱温度は70度。
耐冷温度は−10度。
避難生活では、太陽だけを当てにせず、曇りや雨の日はやかんなどで適温に沸かしたお湯を入れて使えばいいですね。
そのためにもカセットボンベの本数はたくさん備蓄しておくと、冬の避難生活でも暖かいシャワーが浴びられて快適です。
ちなみに我が家には既に70本程度の備蓄があるのですが、温水シャワーを1ヶ月(水道復旧期間)利用すると考えるともう少し余分に備蓄しておこうかなと思いました。
冬の太陽熱で、どこまで温度が上がるかはまた試してみたいと思います。
シャワーヘッドは小型ではありますが、十分な穴の数です。
水が広がる造りになっていないので、シャワーヘッドの幅でのシャワーですが、子供も扱いやすいですし、余分に飛び散らないので節水になりますね。
ストッパーは、握ると水が出て、離すと止水されますので使い勝手も良さそうです。
あとはこの商品を使用するにあたって、最大の課題はどこに吊るすかですね。
物干し台に吊るしてみましたが、高さが足りませんね。
下に衣装ケースやコンテナボックスを置いてベタ座りならいいかも。
半量でも10kg…
持つには大変ですが、一体このシャワーはどれだけの時間使えるのでしょうか。
ということで、この量を使い切るまでの時間を計ってみたところ…
3分11秒でした。
出したり止めたりすることを考えると、出しっ放しで3分なら合格として良いのではないでしょうか。
そしてバッグ内に水がタプタプに残ることはなくスッキリ使い切れました。
最後に、水の出方を動画で。(バッグを温めていたテーブル上から)
テーブルの上に横倒しで置いた状態でも、多少傾斜をつけるだけでこんな感じで使えました。
吊るした時は、もう少し圧がありましたが、水位による圧なので、強さはそこまでありません。
しかし必要十分だと思いましたので、もしもの時にもしっかり活躍してもらえそうです。
今回はここまで。